123-4  メンテ魂~その後、お住まいはいかがですか~ 第 29 回 祖師谷の家 M 邸

2013年3月18日 at 10:00 AM

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撮影:編集部

2000 年竣工した「祖師谷の家」は、オーナーの M 様が整体の指導者ということで、室内環境に非常に配慮したものになっています。壁や天井にはクロスを一切使用せず、珪藻土やマジックコートという左官材料、無垢の木材を採用、室内の空気は快適です。28 畳の備後畳の指導室は、L 字型という変形の部屋で、竿縁天井と照明、柱の割付に設計の今井均氏は工夫を凝らしました。庭に面した窓はアルミサッシ+木製のガラス戸に障子戸を設け、和の趣を生かして断熱と防音に効果を上げています。今回のメンテナンス工事のご依頼に際し、今井均氏と現場を担当した弊社営業部課長畠中と伺いました。

―お住まいになって 10 年、住み心地はいかがですか。
M 様:おかげさまで、気持ちよく暮らしております。28 畳の指導室は奥行きがあり、ちょうど待合室からの眺めがいいんですよ。会員からも好
評です。畠中:マジックコートや珪藻土の壁なので空気が心地よく、またきれいにお使いいただいているので、室内は新築とほとんど変わりません。壁に埋め込んだ本棚の木の敷板を少し奥にして角を丸くするなど、あちこちの収まりに設計の今井先生の工夫が凝らされています。
今井:このような材料は、時が経つほど、味わいが出てきます。今回のメンテナンスは、外部ですね。屋根に多機能性断熱塗料ガイナを塗装します。2F はオーディオルームだけRC造にしてありましたが、木造部分は屋根裏に熱がこもりやすいので、屋根に塗装することにしました。

畠中:ガイナは、特殊セラミックを塗料化した多機能性環境改善塗材です(塗るだけで断熱を可能にしたほか、遮熱・結露防止・防音・防汚・空気質改善など、15に及ぶ機能を発揮する。㈱日清産業)

今井:また、北側の 2 階の居室部分が木造で寒いということなので、そちらには断熱材を貼ることになりました。

畠中:こちらに施工するラムダはセメント、硅砂、無機質充填材などを主原料とする無機不燃材で有毒ガスを発生しません。中空構造で、嵌合部も密着しているので、台風や地震にも強いですね。高温・高圧の水蒸気養生(オートクレーブ養生)することで強度と耐久性を高めています。

今井:お風呂はこんなにきれいに使っていらっしゃるところはめったにないですね。

M 様:使った後、さっと拭いているだけですよ。

今井:そういうことが大事なんですね。きちんとお掃除していただければ強い洗剤などかえって不要ですから。

M 様:建物も 10 年建ちましたから、必要なところは手入れをして、不具合が出ないようにしたいですね。人間の身体も同じです。適切なときに、適切なことをやっておくことが大事ですね。

―本日はありがとうございました。

構造:RC+S 造
規模:地下 1 階 , 地上 4 階
用途:共同住宅 + オーナー邸
設計:ASKA 小松清治建築研究所
完成予定:2011年1月

 

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