116-4 メンテ魂~その後お住まいはいかがですか~ 第 23 回 Kh

2013年3月11日 at 10:00 AM

採光と通風の機能を生かした三角形の美しいフォルムの住宅です。13坪の狭小敷地に、9 坪の平面が 2 層あり、先端部は、白い中庭になっています。

この中庭が、反射した光を室内の奥深くまで届けており、1 階部分は、寝室と収納、水廻り、2階部分は、キッチン、収納とリビングとなっています。
プライバシーに配慮して、南面は開口部がほとんどありませんが、先端部に開けられた開口を通して、通風・採光だけでなく、近所の公園のトチの木も望める、快適な空間となっています。

―今回は、第一建築部長の窪田とお伺いしました。コンパクトでシンプルなデザインのお宅ですが、当初、K 様としては設計に対して、どんなご要望を出されましたか。
K 様:小さい家ながら狭さを感じさせないようにということと、セキュリティを重視して欲しいことをお願いしました。

―ペンダントタイプの照明はなく、必要なコーナーに天井からスポットが当たり、部屋の隅にスタンドがあるくらいで、ほんとに無駄なものがない空間ですね。ところで今回のメンテナンスは、どちらの箇所ですか。

窪田:1 階玄関のコンシールドタイプのドアのドアクローザーのアームが外れてしまったための調整と、2 階の木製サッシの押し縁の隙間からの水浸みです。木製サッシは、表側から三角シールを施し、様子を見ています。
―最近のゲリラ豪雨はすごいですからね。
窪田:これまでも、リビングの大型サッシで水浸みがあり、木製サッシには水返しも検討してもいいかもしれません。コンクリートと木の相性を考えて小庇など、収まりに工夫することはありますね。

―温熱環境はいかがですか。

K 様:夏は暑さが厳しいですね。
窪田:内装は、GL にひる石の白モルタル仕上げで、設計の長田氏がほかの現場でもよく採用されていますが、吸放湿性があります。そのほかの仕上げはベニヤとなっています。ミニマムな空間でコストを考えられています。
K 様 : エアコン前のルーバーは、最初は楕円形の穴が 3 つ開いているものでしたが、エアコンが効かなくなるので、この形にしてもらいました。
窪田:このコーナーもですが、棚は製作家具の代わりにコンクリートで極力作っています。キッチンもコンクリートの上にステンレスを貼りました。
K 様:1 階のドライエリアには、木戸を設けてありますが、2 重の格子にして、視線をはずし、よりセキュリティに配慮しました。
―ミニマムな空間としても、なごみのあるスペースですね。本日はありがとうございました。

 

 

所在地:目黒区
構造: RC 造
規模:地上 2 階
用途:専用住宅
設計:長田直之/ ICU
竣工:2006 年 2 月

Tags: