115‐4 メンテ魂 ~その後お住まいはいかがですか~ 第22回大倉山の家

2013年3月10日 at 10:00 AM

駅から 3 分、敷地を最大限に有効活用した、開口部の大きな住宅です。白を基調にした内外装、吹き抜けの 1 階のリビングが明るく、地下1階
に片面が全面鏡のアスレチックルームを擁し、隣接するドライエリアには木も植えられています。1 階、2 階を繋ぐ長い階段室は天窓から光が届き、
屋上への外階段、1,2 階の大開口部の外側の壁の上に木のルーバーで目隠しがされています。窪田第一建築部部長と奥様を尋ねました。

 

―これまでお住まいになって、状況はいかがですか。
窪田:2 年前、集中豪雨のときに、裏の私道で下水管の水があふれて、床上浸水の事故がありました。GL より、地下が 50cm 低く、床を貼り直す工事を行いました。中庭にピットも設けて、ポンプ 2 台を設置し、水は西側の排水溝に出すようにしました。
奥様:犬を室内で 2 匹飼っているのですが、床がすべります。
窪田:犬のために床の仕様を変更される方は増えています。フローリングよりタイルなどの方がいいですね。近年、ペット用に、滑らず、耐候性の高いフローリングも販売され、リフォーム用に人気だそうです。
―地下のアスレチックルームはよくご利用になるのですか。
奥様:今は主人が自室に使っていますが、忙しくてなかなか家でゆっくり過ごせないのがかわいそうですね。
窪田:ご主人(編集者)は自転車のアマの選手でもあるし、都心のオフィスまで自転車で通勤されているそうですね。
奥様:主人は建築のデザインにこだわりがあって、例えば洗濯物などは「2階のテラスに干してはいけない」と注文があったのですが、毎日屋上まで上がるこちらも大変ですから、今では干しています。ほかにもいかにも男が建てた家という感じで、生活する方は考えさせられることもありました。
―例えばどんな点ですか。
奥様:このリビングの吹き抜けの大きなガラス窓は、室内を明るくしてくれるのですが、ブラインドを使っても夏は暑く、冬は寒いです。それから、セキュリティに配慮して北側は開口部がほとんどないのですが、近所で火事があったとき、音がまるで聞こえず気が付かなかったのです。よく考えると怖いことですよね。
―ほかに感じられていることはありますか。
奥様:換気扇もかっこいいのですが、大雨で強風の時に吹き上げにより、雨水が室内に入ってきます。
窪田:竣工直後に北側の一部は通常タイプに変更しました。
―今後のメンテナンス予定はどうなっていますか?
窪田:外周りの塗装を予定しています。中庭の床面排水溝部分の照明が 8月の大雨で漏電して、ブレーカーが落ちてしまいました。9 月の始めに修理しました。ほかにも設計者の希望で採用した、外部用ではない照明器具の交換を考えています。
―本日は、ありがとうございました。

所在地:横浜市港北区
用途:専用住宅
構造: RC 造
規模:地下 1 階、地上2階
設計:N+(株)辰一級建築士事務所
竣工:2003 年 12 月