223-4 渋谷建防連 視察研修会 2018年9月11,12日

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「渋谷建防連」とは、渋谷建築防災推進連絡協議会の略です。
年に数回、会員である建設会社と消防署が会議や講習を行い、工事現場での事故の発生予防や、災害に対して円滑な対策を連携して行えるような機会を持つことを目的としています。
9月の視察研修会に副社長の岩本が参加、その一部を報告をさせていただきます。
9月11、12日に行われた研修会では、袖山みゆき渋谷消防署予防課長の講演で以下のような報告が行われました。
1.平成30年上半期の渋谷消防署管内の火災状況
火災件数は59件と、昨年より6件減少したが、都内ではワースト4に。主な出火原因の、第1位は「たばこ」で14件、第2位は「ガステーブル」で5件、第3位は「コンセント」で4件となっている。「たばこ」による火災は建物内では0だが、建物外で完全に火が消えていない吸い殻の不適切なところへの投げ捨てによる火災が目立っている。
また、電気関係を合わせると「たばこ」を上回っており、マルチタップへの過電流によるものなど、電気機器を使用する際には、機器自体の容量を確認し、繋げ過ぎに注意することが必要である。
2.多摩市新築工事現場の火災と工事現場火災の予防について
7月26日(木)におきた多摩市唐木田のオフィスビル建設工事現場の火災では、溶接作業中の火花が断熱材のウレタンに燃え移り、大規模火災に発展、5人の死者を出している。
工事現場での各種作業に対して、改めて適切な火災予防措置を講じる必要性と各遵守事項を確認いただきたい。工事現場の主な出火原因は、作業中が第1位「溶接・溶断作業」、第2位「電機作業」、作業関係以外では第1位「放火」、第2位「たばこ」となっており、平成30年7月27日現在、すでに15件の火災が発生している。
3.地震について
全国地震動予測地図2018年度版が6月26日公表された。これは、今後30年以内に震度6以上の大地震に遭う確率を示すものであり、昨年と同じく首都直下型地震が想定される関東地方や南海トラフ地震が予想される太平洋沿岸で、最高レベルの「26~100%」となっている。
日本中、いつどこで地震がおきてもおかしくないという状況に変わりはありません。9月6日に発生した北海道胆振東部地震、さらにそれに続く北海道全域における大規模停電で、私たちは電力需給のバランスがくずれる事態を目の当たりにしました。非常時の電源確保や、避難に影響する非常灯の点検など具体的なことはもとより、停電による企業の法的責任など、危機管理をもう一度見直す機会となりました。
(報告:岩本健寿)

 

222-4 ナインアワーズ 蒲田」(蒲田プロジェクト)オープン

 

羽田空港へのアクセスが良好な蒲田駅近くに、スタイリッシュなカプセルホテルがオープンしました。
繁華街と駅の中間地点に位置し、喧騒から離れた建物の設計は、芦沢啓治氏。建築・インテリアだけでなく、家具やプロダクトのデザインを幅広く手掛け、2011年には、東日本大震災後の被災住民が暮らしを取り戻す一助として「石巻工房」を設立し、そのDIYをテーマにしたプロダクトブランドのディレクターとしても知られています。
「ナインアワーズ」は、ホテル滞在中の「シャワー」(1h)+「睡眠」(7h)+「身支度」(1h)という3つの基本行動を時間に置き換え、「9h」と名付けられています。機能的かつ高品質なトランジットサービスを、都内だけでなく、成田、仙台、新大阪などでも展開しています。
特に、蒲田ではフライトまでの空き時間を有効に利用できるよう、フロント前にデスクスペースを設置、プライベートを確保して短時間でも集中できるスペースとしています。落ち着いた雰囲気のインテリアは、素材や色、照明にも工夫が凝らされ、クリエイティブディレクションは柴田文江氏、サイン&グラフィックは廣村正彰氏と、国内外で活躍する一流のデザイナーと協働しています。
また、部屋という概念を捨てたカプセルホテルは、宿泊に限らず、24時間、お客様の都合で、仮眠やシャワーでの利用も可能。身軽に街とつながる施設となっています。

所在地:大田区蒲田5-24-4 TEL:03-5713-0077
構造:S造
規模:地上11階
用途:ホテル(カプセルホテル)
設計:芦沢啓治建築設計事務所所有:レーサム
運営:ナインアワーズ
営業時間:24時間 年中無休
客室数:147室(男性:63室、女性84室)
URL:https://ninehours.co.jp/kamata

 

<メニュー・システム>
宿泊:4900円~(チェックイン13:00~、チェックアウト翌日10:00)
仮眠:1000円~(最初の1時間は1000円、以降1時間ごとに500円。利用可能13:00~21:00)
シャワー:700円、デスク:300円/h、24時間いつでも利用可能。最大料金2000円(24時間)

 

221-4 Mプロジェクト 学生現場見学会 7月23日

7月23日、武蔵野大学工学部建築デザイン学科の3年生の皆さんが、建築施工法の授業の一環として施工中の共同住宅の現場見学に訪れました。弊社では、教鞭をとられる大塚聡先生の設計で、現在、別の場所で住宅を施工中です。
当日は、熊谷で41.1°の観測史上最高気温を記録するという酷暑でしたが、68名の学生さんは全員出席、普段ではなかなか見られないRC造の施工の裏側を熱心にチェックしていました。
建物は、都内の閑静な住宅街の高台に計画された分譲共同住宅。地下1階、地上3階で、敷地レベルの異なる2棟構成です。
集合場所は、駐車場になる予定の北棟地下1階。現在50名の職方さんの朝礼の場所であり、休憩場所でもあります。酷暑の現場での暑さ対策に、「安全管理に加えて労働環境の整備も重要な現場管理の条件である」と大塚先生。見学ルートは内装工事が先行する南棟の上層階から下層へ、次にグランドレベルの差がある北棟へと進み、集合場所に戻ります。ほぼ2週間単位で変化していく内装工事を一度に確認し、座学だけでは得られない情報をその目で確かめられる良い機会となったことでしょう。
見学終了後、女子学生が多いこともあり、営業の窪田幸夫が「女性はマネージメント業務に向いており、弊社でも多くの女性現場監督が従事しています」と現場スタッフの1人、堀内を紹介。大塚先生の現場も女性監督が担当しており、おおいに鍛えられているようです。

220-4 Peak Cottage 現場報告

「Peak Cottage」現場報告~擁壁工事とブリッジ設置、その他について

今月ご紹介した「peak cottage」の現場担当者高沢から、今回の現場で特徴的ないくつかの工事を振り返ってもらいました。
<間知石(けんちいし)擁壁工事>
高さ約6mある擁壁を作るには、まず既存擁壁を解体し、土留めを設け、基礎と両端部の袖壁を先行して造る必要がありました。出来上がった両袖壁に、丁張りし、それに沿うように石を積み上げていきます。
一日2、3段を目安に「石積み」、「コンクリート打設」、「裏込石敷」、「水抜パイプ設置」を順々に施工していきました。
規則正しく積みあげ、壮大な擁壁が出来上がりました。
(写真:②~⑨高沢)