207-3 組織力とチームワークが成長の原動力 吉田健司/ビット89代表

経営基盤の強化と”稼げる力”の仕組み

5月の社内全体会議では、現在、弊社社外監査役でZENグループの監査等委員を務められている吉田健司氏をお迎えし、先に取り組みを開始した辰全体の採算性を上げる「近代工場プロジェクト」の実現のために、効果的な組織のあり方を講演いただきました。174号でもご登壇いただき、そのときは「プロとアマチュアの違い」を中心にお話いただきましたが、今回もわかりやすい資料とアプローチで、実際の行動への道筋を語っていただきました。

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吉田健司氏

吉田 健司

1973年 早稲田大学 理工学部卒(経営システム工学専攻)
1975年 早稲田大学 大学院 理工学研究科 修士課程修了
(機械工学専攻 オペレーションズ・リサーチ専修)
旭化成 株式会社に入社。主に、経営企画スタッフとして、全社中長期計画/戦略の策定・構築、予算の編成・管理、設備投資の採算性評価などに従事
1983年 同社より、米国イリノイ大学大学院 ビジネススクールに派遣留学・卒業(MBA取得)
1989年 独立、「株式会社 ビット89」を設立。現在に至る
2010年 淑徳大学 国際コミュニケーション学部教授
2012年 淑徳大学 経営学部教授に就任
2015年 淑徳大学 教授職退任

 

 

 

 

吉田:会社とは何でしょうか。日本で初めて登記されたのは、渋沢栄一が作った第一国立銀行です。国立と言っても民間銀行です。実際には坂本龍馬の「亀山社中」が、会社組織のはじめと言われています。「亀山社中」の何がすごいかというと、仲間と共に作ったという点です。会社は英語で「COMPANY」。COMはラテン語で「一緒に」、PANYは「パン」という意味です。一緒にパンを食べる仲間、つまり日本語でいえば、「同じ釜の飯を食う仲間」なわけです。要するに一人ではなく、仲間で進めるものがきちんとそろうと大きな力が発揮できるということなのです。

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会社組織というものを見ていくと、始めは幼年期、成長し、大きくなって、壮年期を迎えます。が、いつからか変化に対応できず、倒産する会社がある一方、一度ダメになってもJALのように立ち直る会社もあります。日本の会社の平均寿命はだいたい30年でしたが、最近は短くなって18年と言われています。うまくやれば100年以上続きます。

例えば、スマホやデジタルの普及で世界中のフィルムカメラの需要は激減し、有名な「コダック」というフィルム会社は倒産してしまいましたが、富士フィルムは世の中が変わると見越して、フィルムの微細加工技術を応用し、化粧品分野に進出して売り上げを伸ばしています。

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では、日本の建設業界はどうでしょう。現在、2020年の東京五輪を前に辰の皆さんもたくさん仕事を受注されていると思いますが、2018年をピークに建設への投資額は減っていくという予想が出ています。ですから、その先は誰かがやってくれると待っていては何も起こりません。いかに組織で打開するかと我々も考えて臨まなければなりません。

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では、「組織」とは何かを考えてみましょう。組織には、「集団」であることの他に2つの要素が必要です。1つは「目的」、1つは「ルール」です。でも「ここで働けば暮らしていける」という程度では強い組織になれません。目的意識をお互いに認識し合い、強くなるために自分が組織に対して何ができるかという「貢献意欲」がないと、普通の組織になってしまいます。
また、成長していく会社には何年か先のビジョンが掲げられ、これに持続可能な戦略があって生き残れる会社となるのです。会社の風通しがよく、言いたいことが言えるコミュニケーションが取れる会社が強いのです。

ここで考えたいのは、コミュニケーション。実際は取れているようで、取れていないことがあります。コミュニケーションとは、人から人へ伝えるだけでなく、話したことにレスポンスして、相手の意見をキャッチボールしたときに初めて成立します。メールも「読んだ」という確認メールを、まずもらうことが大事です。

 

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さらに大事なのは「危機感」。人は集まるだけではダメで、人数が少ない中でもシナジー効果、つまりいかにかけ算ができているかです。西堀栄三郎は「組織は和でなく、積で強くなる」と言っています。組織は個が活きて、努力してこそ強くなる。乗っかるものでなく、自分達で作っていくものです。ある人は、設計について、ある人は経理ができる、そういう個人が集まると一つのチームとして大きな仕事ができるということです。材料工学からも言えることですが、組織体は、単一より色々なものが入った方がより強くなれると言われています。野球でも、4番バッターばかりでは強くなれず、足の速い人や打つ人がいて強いチームになります。それと同じで、会社も個性を発揮しあって伸びていけることが望ましいですね。

 

さらに大事なのは「危機感」。人は集まるだけではダメで、人数が少ない中でもシナジー効果、つまりいかにかけ算ができているかです。西堀栄三郎は「組織は和でなく、積で強くなる」と言っています。組織は個が活きて、努力してこそ強くなる。乗っかるものでなく、自分達で作っていくものです。ある人は、設計について、ある人は経理ができる、そういう個人が集まると一つのチームとして大きな仕事ができるということです。材料工学からも言えることですが、組織体は、単一より色々なものが入った方がより強くなれると言われています。野球でも、4番バッターばかりでは強くなれず、足の速い人や打つ人がいて強いチームになります。それと同じで、会社も個性を発揮しあって伸びていけることが望ましいですね。

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そして組織力を活かしていくためには”One for All , All for One”という言葉があります。私は組織論を大学でも教えてきましたが、一言で説明するときにはこの言葉につきます。こういう気持ちが組織にみなぎっているとき、この間のラグビー・ワールドカップでの日本チームのように、思った以上の力を発揮するものなのです。自分のいるチームをどれくらい愛しているか、という中で育った人は、その人も、その人を見て育った人もそうなります。
「お互い様」という精神と、「愛社精神」が個人と組織を成長させる原動力となるのです。

(抜粋し、お届けさせていただきました)

206-4 「2017年度 新入社員紹介」

「新入社員紹介」 2017年度入社の新人をご紹介します。

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小林 貴史(こばやし たかふみ)               国士舘大学理工学部理工学科

工事部配属
わからないことばかりですが、早く現場を任せてもらえるよう、一所懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

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柿嵜 憲人(かきざき けんと)                文京学院大学 経営学部

工事部配属
常に挑戦する気持ちを持ち、情熱的に行動し、進化します。わからないことだらけですが、たくさんの知識を得て、1日も早く一人で現場を持てるように努力します。

 

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齋藤 敏大(さいとう としひろ)              産業能率大学 情報マネジメント学部

工事部配属
今はまだ何もわからない状況ですが、一から建築の知識を学び、会社の力になれるように、日々挑戦していきたいと思います。

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ダルマ・ウィラ (だるま うぃら)            ビヌス大学 日本語学科オフィス専攻

工事部配属
日本語がまだまだ下手で、専門用語も難しいのですが、早く理解できるよう、一所懸命頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。

205-4 プレートラーメン構造 見学会

さる3月10日、11日、現在、世田谷区松原で施工中の「(仮称)松二荘新築工事」の現場におきまして、設計のHoribe Associates architect’s office の主催による構造見学会が開催されました。
一種低層住居専用地域での建造物は高さ10mまでに制限され、住環境条例により最低住戸面積25㎡ 以上、室内天井高 2.3m 以上と定められています。
この厳しい法規制の中、快適な居住環境と、1戸でも多くの住居を計画するために、設計を担当された、Horibe Associates architect’s  officeが生み出したのが「鉄筋コンクリート・プレートラーメン構造」です。投資額の大きな建設事業において、建築物の長寿命化とニーズの変化に対応できる間取りの可変性の両立を可能にします。

 

プレートラーメン構造は通常のラー メン構造とは違い、柱と梁を壁と床の厚み程度の扁平なプレート状とすることで、柱型や梁型が現れることがなく、間口方向に耐力壁も必要ありません。
そのため、間口に対しての最大開口を確保することができ、法令の定める高さ制限の中においても、最大数のフロアを確保することができます。
柱型や梁型の無いフラットな構造躯体は、凹凸の無いスッキリとした居住空間を実現できるため、多様化するニーズに対して様々なプランを実現することが可能となります。
また鉄筋コンクリ ー ト造の特徴でもある高い耐震性や耐久性、耐振動性・耐騒音性により、安全性と快適な居住性を兼ね備えた、非常に優れた建築を実現できる構造といえます。(見学会パンフレットより)

 

構造:RC造
規模:地上4階
敷地面積: 338.54㎡
延床面栢: 467 .06㎡
容積率: 137.97%<150%
建ぺい率: 57.97%< 60%

意匠設計: Horibe Associates architect’s office
構造設計:高橋俊也構造建築研究所
設備設計:グランドファシリティ

203-4 平成29年度 辰 安全大会を開催 

1月24 日、「安全衛生協力会」による今年度の「安全大会」が開催されました。「安全衛生協力会」は、工事の安全と就労者の健全な労働環境の維持を目的に、定期的な安全パトロール(月1回、延べ112現場、6,9月は一斉パトロール)、辰安全・品質担当者による安全パトロール(月3-7回延べ119現場)、各資格等安全講習の実施などの活動を行っています。辰と協力業者様の会費により運営されています。
大会では、はじめに㈱小関工務店代表取締役の小関邦昭安全衛生協力会会長の開会の宣言、辰の窪田安全衛生委員長の挨拶に続き、来賓にお招きした伊藤健 池田建設㈱取締役管理本部長兼安全対策室長にご挨拶をいただきました。
続いて平成28年度活動報告、会計報告、29年度活動計画案などの議案を承認いただき、各表彰に移りました。

まず、最も安全意識が高いと認められた現場に贈られる「安全作業所賞」に、以下の3現場が選出されました。(写真①)
・1位「LOKOビル新築工事」
所長 瀧澤亨、 次席 堀内唯衣
・2位「フレッドペリー旗艦店新築工事」
所長 奥村光寛、 次席 石川舞依
・3位「Harajuku Expanding Landscape 新築工事」
所長 松沢 昭彦
続いて、毎月の安全標語の入賞者13名(月間12名、年間1名)を発表、
年間スローガンとなる最優秀作品は、㈱丸鉱の光宗一城様の作品が選ばれました(写真②)
つづいて辰の奥村光寛が「安全宣言」を行い、第1部を終了いたしました。(写真⑤)
第2部の会社報告では、社長挨拶に続き、「優良協力業者賞」表彰、協力業者の優れた職人の方に贈られる「匠」の発表、そして各部の現況報告を行いました。
・優良協力会社(写真③)
㈲中居工務店、㈲美装開発、
㈱小関工務店、㈲センチュリーコトブキ、アイバ工業㈱
・「匠」の皆様 (写真④)
㈱岡正塗装 佐藤貢様
㈲中居工務店 中居郁也様
㈱荒井鉄筋工業所 石橋和弥様

第3部の特別講演会では、田中京氏にご登壇いただきました。 今年度も皆様よろしくお願い申し上げます。

 

平成29年度 辰安全衛生協力会 安全大会 記念講演
『素顔の田中元総理を語る』     田中 京 氏/音楽評論家・作家

プロフィール:昭和の宰相「田中角栄」を父とし、昭和26年、新宿区に生まれる。慶応中等部、高等部を経て、日大豊山高校に編入、卒業、日大法学部に進学。大学時代に英米に渡航し、帰国後CBS/SONYに就職。洋楽、特にイギリス系のロックには造詣が深い。一方、田中角栄元首相の日中国交回復を期に、豊かな中国人脈を受け継ぎ、現在も北京、上海、桂林を訪れ、日中の文化交流に貢献している。
著書:「男の中の男 我が父、田中角栄」 (青林堂)
2017年1月より「ラジオ日本」で、オトナ世代の気になる話題を懐かしい音楽とともにお届けするトーク番組『田中京のおいしい時間』(毎週月曜21:00~21:30)をスタート。父の言葉をピックアップし、生きる知恵、仕事のヒントを紹介するコーナーもあります。講演では、人間味あふれる田中元総理のとっておきの話を聞かせていただきました。