154-3 鈴木様ご一家  

2013年4月18日 at 12:01 PM

コーポラティブ住宅を選んで 

打ち合わせで訪れた、設計の若松均氏の自宅の内装を参考に、機能的で使いやすいキッチンを実現。記念写真では子供たちも笑顔を見せてくれました

設計の先生との打合せは、戸建感覚で楽しめました

今月は、コーポラティブ住宅「st bldg.」に入居された鈴木様ご一家に登場いただきます。ご主人の誠一郎様と奥様の智美様はともに同じ会社で働く共働き世帯。現在、奥様は産休中。ご一家は新しい家づくりをどのように考えられていたのでしょうか。新居でお話を伺いました。(以下、文中敬称略)

―今回ご自宅を作るにあたり、コーポラティブという形式を選ばれたのはなぜですか。
誠一郎:当初、私は戸建を考えていましたが、かみさんの方がコーポラティブを気にいっていましたね。
智美:何しろきちんと「近所付き合いをしたい」という思いがありました。大きなマンションでは隣にどんな人が住んでいるのかわからないということがありますし、戸建はちょっとがんばらないとハードルが高い。でも8戸というと、ほどよいお付き合いができる世帯数。それにコーポラティブは作るときから何度か皆さんとお会いする機会があるでしょう。そこが良かった。

―通常の分譲住宅よりインフィルに自分の希望を生かせるところもコーポラティブの魅力ですが、どんな希望をお持ちでしたか。
誠一郎:風通しや日当たり、それから建材の肌触りとか、質感、使いやすさですね。プランではワンルーム、特にリビングを広く取ることと吹き抜けが欲しかったという点です。このリビングダイニングの奥の上下の部屋の階段室が吹き抜けで、上が子供部屋になっています(st.bldg 作品紹介の写真参照)。

リビング。ロフトの下がバスルーム。今後も、お子様の成長に従い、レイアウトをいろいろと変えていく予定

―どこにいてもお子様の気配が感じられますね。
智美:最初リビングから奥へ行く通路の途中にトイレがあったのですが、それも抜いてもらうことにしました。キッチンを通らずに奥にいけるし、バスルームにトイレを入れた分、少しコンパクトになりましたが、ガラス扉なので、キッチンからも子供に目が届くんです。

キッチンから、洗濯機、トイレ、バスルームを臨む

―床に採用された足場板などの内装材はいかがでしたか。
智美:アーキネットの物件情報を見て応募したとき、ちょうど若松先生の「SAKURA FLAT」の掲載雑誌を見る機会があって、「いいな」と思っていました。
誠一郎:初めはもっとグレードが高い古材が欲しかったのですが、厚みがあって、昼間、日当たりさえ良ければ、冬でも暖房も要らないくらい暖かいんですよ。冷たいフローリングよりいい感じです。
智美:設置後はじめに見たときは、サンプルよりざらざらしているように感じたので、表面をこすってもらいました。でもだんだん足の油分がしみてきたのか、なじんできましたね。それに、子供にフローリングを傷つけられたというストレスがほんとにないのも助かります。
―ダイニングのまきストーブ、いいですね。

ダイニングルームでのご一家。後ろのまきストーブは、ご主人の希望で憩暖(ケイダン)オリジナルを採用

誠一郎:私の希望です。「火のあるところに人は集まる」と言いますが、それだけでなく、震災を経験して、暖房の選択肢は電気だけでなく複数あった方がいいと考えました。
智美:入居者のお友達がここでピザを焼くのを楽しみにしているんです。引越ししてすぐに、子供たちが一緒に入口前のスペースで、毎日暗くなるまで遊ぶようになって、親たちも仲良くなっていったという感じですね。何度かご飯も食べに行ったりしました。
―どのお宅のインフィルも個性的なので、楽しいですね。
智美:よそのお宅のアイディアを見て、お互いに「なるほど」と感心して、施工中にもっと情報交換しても良かったなと話しています。今度、物干しのバーを天井の方につけてもらうことにしたのも、よそのアイディアをいただいたんです。
誠一郎:私はもともと建築が好きだし、家は買うものでなく、作るものだと思っています。戸建でなくても設計の先生とのやり取りはできる。それに、施工途中で東日本大震災があって、改めて地震の多い日本では、コンクリート造は、耐震の面でも安心できる構造だと痛感しました。
―本日はどうもありがとうございました。

鈴木様ご一家

鈴木誠一郎様(会社員。建築好き。本棚には建築関係の本がたくさん並んでいる)
鈴木智美様(ご主人と同じ会社に勤務。現在産休中)
長女・優希(ゆうき)ちゃん(5歳。水泳とバレエを習っている。4月からは小学校に入学)
次女・愛未(まなみ)ちゃん(8ヶ月。今回の施工中に生まれました)