195-4 枝松玲子/Twigdesign

2016年6月14日 at 12:58 PM

「レトロビルのシェアオフィスとカフェが、とても心地よい環境です」

今月、ご紹介した「上原の家」の設計者、枝松玲子さんは「フレッドペリーショップ東京」の設計者、大堀伸氏のお弟子さんです。今回は師弟(妹)で登場いただきました。そんな枝松氏が取材場所に指定したのは、本郷3丁目の「エチソウビル」に3月オープンした、「ファロコーヒー・アンド・ケータリング」というお店。
本郷通りと春日通りの交差点近くにあるこのビルは、昭和初期に建設されたもので、創業者の糸屋、越前屋惣兵衛から「エチソウビル」と名付けられました。戦後はテナントビルとして活用されています。
本郷通りに面した見逃してしまうような小さな入口から、せまい階段を上って引戸を開けると、思いのほか広いスペースが広がります。レトロ感あふれるカフェには、まず左側に、中が調理スペースになっている大きなカウンター。周囲はコンクリートむき出しの壁で囲まれ、高い天井、昔の小学校の校舎のような木の床が懐かしい雰囲気を醸し出します。書棚には洋書が並び、ギャラリー、ライブスペースとしても利用されるとのことです。
奥には、隣接するファロデザイン一級建築士事務所(カフェの改装設計担当、施工も一部セルフで行う)への扉があり、枝松さんは、別の場所でも仕事をされていますが、一部間借りしてこちらでも作業をしているとのこと。
カフェのオーナーも友人ということで、入居者の方たちとのコラボレーションが、今後も魅力的なお仕事を生み出していきそうです。

枝松玲子(えだまつ りょうこ)

1974年 静岡県生まれ
1997年 多摩美術大学美術学部建築科卒業
1998年 guesthouse勤務
1999-2005年 ジェネラルデザイン勤務
2008年 twigdesign一級建築士事務所設立