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13-4 大倉山の家 Ⅰ

都心ではありませんが、細長く高低差のある敷地の家で、普通に建てるとなると難しい家です。
入口は2階。玄関横の引き戸を開けると、そこはガレージ。玄関との仕切りはポリカーボネートで、人の気配が感じられるやわらかな空間になっています。
玄関から廊下を抜けると、大きな観音開きのガラス扉。ウッドデッキバルコニーから眼下に緑と郊外の家々が眺められます。
背後のトラス階段を上がると、3階がキッチン・ダイニング。道路側の三角の窓がたっぷりと光を注ぎ込み、片側が低くなる天井の圧迫感を感じさせません。

用途:住宅
S造、RC造 地上3階
建築:58.73㎡
延床:36.30㎡
竣工:2001.3
設計・監理:杉浦伝宗(アーツ&クラフツ建築研究所)

撮影:編集部

13-2 a/ha邸

先月オープンハウスを開催したa/ha邸が竣工しました。内部もご紹介します。白を基調にした
空間に、ご夫婦お二人のこだわりの家具や雑貨が彩りをそえます。1階の高い天井に穴があ
いているのは、撮影用のスタジオに利用するため。中2階は暗室、階段をあがり2階は浴室と
寝室、そして3階はウッドテラスの中庭をはさんで広々としたキッチン・ダイニングと和室。切り
取られた景色をバックに、IIDEE提案のモダンなキッチンでお客様とのお食事を楽しまれること
でしょう。パンチングメタルで目隠ししたウッドデッキからは屋上へと続きます。
なお、Boo-Hoo-Woo サイトの Archive TVで動画も楽しめます。ぜひご覧下さい。

構造:RC造
規模:地上3階
建築面積:84.29㎡
延床面積:214.58㎡
設計:青山玲建築研究所
監理:IDEE
竣工:2001年3月

11-3 大伸社 (オフィス改装)

今月は、最近オフィスの考え方も変化してきたというお話。
「大伸社」さんは、創業50年、カタログ、パンフレットの作成が中心の印刷会社です。本社は大阪ですが、最近はWEB関連の事業にも積極的に取り組んでいます。そしてこのたび東京支社のオフィスのリフォームを弊社が施工させていただきました。
「会社のデジタル化が進み、印刷だけでなく、ホームページなども作るようになって、人材管理の仕方を、終身雇用から成果主義に移行としようという全社的決意がそこにありました。」と上平諭社長。
「会社とは何か」を考えると、資産は人間。その人間をいかに活性化させるか、オフィス空間を変えることで何かできないかというのが今回のリフォームの出発点です。
カタログ製作は、いろんな人とのコラボレーションで成り立つ仕事。クライアント、デザイナー、ライター、ディレクター、セールス…。
みながオープンな雰囲気の中で、情報の受け渡しをより自在にできるようにすることがリフォームの第一の条件でした。そしてもう一つは「自分の仕事をしている姿を見てほしい」という『ハレ』の意識を働くものに持たせる効果も期待されたそうです。
それから、以前は日中ほとんど出払っている営業マンのデスクがフロアの中心を占め、製作や管理部門は周りの壁を向いてそれぞれ仕事をしていたため、他のスタッフからは仕事がみえなくなっていくこともあったとか。お客様への対応も、後ろを向いていては、今ひとつでした。「顧客第一主義」をモットーとする会社にしてみれば、もっと何とかできないかと感じられたようです。
形も中身も、よりオープンなスペースを求め、上平社長と白根英昭事業開発部部長、設計の石丸信明氏の3人は、事前にアメリカ西海岸のIT関連会社を視察されました。そこでデジタル化すればするほど、リアルなコミュニケーションがいかに求められているかを目の当たりにしたそうです。
「1日中PC相手に働く人ほど、ヒューマンタッチなものを要求するようになるんですね。『和』としてのワークスペースが必要不可欠だという基本にたちかえり、具体的な提案を心がけました」という石丸氏。社員同士のリラックスした接触が図れるように、次の3つのコミュニケーションスペースを設けました。
エスプレッソ・バー:スタンドに軽く腰掛け、コーヒーを飲みながら、会話をかわす。
ラウンジ:昔の談話喫茶の感じ。お客様と一緒にくつろぎながら話ができる。ホテルのロビーともいえる。
テレフォン・ベース:仕切りはあるが、オープンなスタイル。モバイル利用の来訪者のために、モジュラージャックコンセントも設けている。
全体がすぐに見渡せるレイアウトに加え、この3つのコミュニケーションスペースは社員の方たちにも好評です。
インフォーマルな場の方が、情報のインプットも前向きに行われて、話のレベルもあがってきます。リフォームの費用で、社員の顔つきが変わってきたという感触を得ることができたのなら、経営者の視点からみても非常に効果的です。
そしてオフィスにはさらに意外な仕掛けがありました。貼り付けることでホワイトボードになる『ダイノック』<ホワイトボード・シート:住友スリーM㈱>という仕上げ材を、壁や机等いたるところに採用しているのです。「ホームページのサイトマップや1,000ページにも及ぶカタログを作成するときには、どうしても大きなスペースが必要になります。いちいちページをめくる資料では意識もそがれるでしょう。一見して複数の人間が情報を共有し合える仕掛けが必要です。」と上平社長。壁一面のボードは見るからに使いやすそうです。
机はアルミの枠に取り付けたパーティクルボードの天板にシートを貼った簡単な手作りのものですが、手ごろな大きさを注文でき、量産計画もたてているとか。表面は突き板だったり、ダイノックだったり、天板のままの素朴なものだったり、場所に応じて使い分けされています。大手オフィス家具メーカーのスチール家具では出せない味わいです。
「我々は施工についてあまり高い完成度は求めていないんです。アメリカのオフィスなんか、ペンキがところどころ塗りかけだったりするんですよ。ところがそれがいいって彼らは言うんです。かえってノイズのある状態というのが心地よいんですね。完成度が高ければ高いほど、使っていくうちに汚れて、壊れることへのストレスが増大しちゃうじゃないですか。床屋に行って、きちっと決めてもらって、店を出た途端にぐちゃぐちゃにくずすとの似た感じといえるかな(笑)」というのは白根氏。確かにそのノイズ感が求められているというのは、木製ブラインドや東南アジアテイストの家具からも感じられました。 ほっとするんですね。
帰社してわが社を見回していろいろと考えさせられました。
Daishinsha  HP http://www.daishinsha.co.jp

09-3 リストランテ・ヒロⅡ (ドゥーエ)_内装改修

今話題の代官山アドレス並びにすてきなレストランがオープンしました。
好評の南青山店に次ぐ2号店です。ダイニングルーム、サロン、バーカウンターなどを、シックな色で統一。
南青山店の約2倍という広い客席が、カップルにも、大人数のパーティにも、ゆとりのひとときを。
若さあふれるスタッフが、暖かくお客様をお迎えします。
山田宏巳シェフの味をご堪能ください。(現在は閉店しています。2017年編集)