217-1 池袋 乙女の街

2018年5月21日 at 12:47 AM
あるTV番組で「外国人が行ってみたい街」の一つに「池袋駅東口」が紹介されていました。「どんな外国人が?」と思っていたら、出てきたのはドイツ人のお嬢さん。日本の「乙女ゲーム」のファンで関連商品を買いに来日したのだそうです。
秋葉原が男子のオタクの聖地なら、今や「池袋」は女子のオタクの聖地。特に、サンシャインシティ60の前の通りは「乙女ロード」と呼ばれて、女性向けのコミックスやゲーム、アニメ・キャラクターグッズなどを取り扱う専門店やコンセプト喫茶が密集しています。
豊島区では2016年、「豊島区お散歩シリーズ乙女編 池袋乙女マップ」を4カ国語で発行、外国人観光客への積極的なサービスに取り組んでいます。

 

「乙女ゲーム(乙ゲーなどと略される)」とは、女性向け恋愛ゲームのうち、主人公(プレイヤー)が女性のゲームの総称です。1994年に光栄(現:コーエーテクモゲームス)から発売された『アンジェリーク』がその1作目と言われており、2002年、コナミが『ときめきメモリアル Girl’s Side』を発売して、それまで乙女ゲームをプレイしたことがなかったユーザー層も獲得、女主人公恋愛ゲームの認知度が大幅に上がりました(ウィキペディア参照)
さて、今月ご紹介する写真の「オトメイトビル」は、2008年に発売された「薄桜鬼」など数々の乙女ゲームがヒットとなっているアイディアファクトリーが企画した「中を見て回るだけで楽しめる、すべての乙女ユーザーのためのコンセプトビル」です。
「薄桜鬼」は原作ゲーム発表後、続編や番外編がリリースされる一方、テレビアニメやOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)、舞台、ミュージカル、映画などの関連企画なども多彩に展開され、現在もヒットしている人気乙女ゲームです。
1階はクレープのお店、2階はキャラクターの関連グッズ販売、3階は2.5次元ショップとなっています。「2.5次元」とはアニメ・ゲームなどの人気タイトルがミュージカルなど舞台化されたもので、数多くのイケメン俳優が誕生しています。
4階はゲームなどのコンセプトカフェ、5階はオトメイトカフェで、オトメイトのゲームとのコラボカフェが展開されています。6階はオトメイトスクエア(多目的イベントスペース)となっています。今後様々なイベントが企画されているようです。
3月のある晴れた日曜日、オトメイトビルの前で看板を見つめている女性たちに話を聞いてみました。20歳の学生A子さんは「オトメイトビル」ができたと聞いて友達を連れて見に来たそうです。ゲーム歴は2年くらい。「現在ボーイフレンドはいないけれど、ファンには普通に主婦もいたり、彼氏がいたりする」そうです。ソーシャルゲームでは、乙女ゲームに限らず、ゲーム内のアイテムをそろえるための「ガチャ」と呼ばれる課金システムがありますが、彼女はゲーム関係に1カ月約10,000円くらい使うそうで、平均的な金額だそうです。
池袋にたくさん人が増えてきたのは、やはり「薄桜鬼」が映画になってからで、「オトメイトは、きれいな絵とセンスが魅力です」とそこは外せないそうです。

 

女性のプロゲーマーも出現したり、eスポーツがオリンピック種目になるかもと、ゲームの世界とリアルな世界のマーケットの結びつきは、どんどん拡大しているようです。