230-1 以茶會友(イーツァホェヨウ)

2019年5月10日 at 6:31 PM

 

「台湾茶藝館桜樺苑(インファエン)」月窓  撮影:アック東京

「台湾茶藝館桜樺苑(インファエン)」月窓  撮影:アック東京

写真は、4月10日にグランドオープンした、台湾茶藝館「桜樺苑」(インファエン)の大きな「月窓」です。「月窓」は、昔の台湾・中国の邸宅や庭園の入口にもうけられていたもので、大切な人をお迎えする気持ちと異国への入口という意味合いが込められています。
店舗オーナーの何宛樺(か えんか)様は台湾出身のご両親に育てられ、25年勤められた会社を早期退職して、この度、このお店を始められました。今でも台湾と日本を頻繁に行き来されるお母様の何李純子(かり すみこ)様にも、一緒にお話を伺いました。

―宛樺様ご自身は日本で生まれ育って、日本の企業に長年お勤めでいらっしゃったわけですが、台湾茶藝館を始めようと思われたきっかけは?

宛樺:昔からお店をやりたかったんです。特に香り高い美味しい台湾茶を、ぜひ日本の皆さんに紹介したいと思いました。家を建て替えるタイミングもありましたし、最近三軒茶屋も駅から少し離れたところでも人通りが多くなり、この場所でも隠れ家的でいいなと感じました。
「以茶會友」(イーツァホェヨウ)という言葉があります。「お茶を以って友に会う」という意味。台湾茶を通じ、様々な方が出会う場所、多くの友が集まる場所を作りたかったのです。
オープンしてからいろいろな方が見えましたが、何年も会っていなかった友人が会いに来てくれたり、昔台湾でお仕事をしていらした近所の方が懐かしむ感じでいらっしゃってくださいました。
デザインの保田先生が、斬新な色合いのインテリアを提案してくれて、いろんな文化をミックスしたおしゃれなものができたと思います。
壁に飾られた大きな扇は、旧知の方からのお祝いの品。実は昔父がその友人に差上げたもので、この度里帰りしてきたものです。
純子:扇に描かれている竹は「竹報平和」というめでたい意味があります。台湾では言葉を実際に大事にする文化がありますね。
宛樺:月窓の吉祥文様は「富貴平安」という意味で、元々瓢箪と大昔銅の糸で縫われていた丸い銭が描かれるものです。(今回は桃がアレンジされている)お店の名前は、4月生まれの私が好きな「桜」と名前の「樺」を合わせたもの。「花」と同じ音(ファ)で「樺」を使い、人が集まる所「苑」で、「桜樺苑(インファエン)」という名になりました。お茶を通じて、いろんな方に来ていただき、くつろいでいただきたいですね。
230_p1_02_mrska_enka

母上の何李純子様(左)と 何宛樺様(右)

鮮やかな色彩の異国情緒あふれる店内。月窓で区切られたスペースは台湾情緒豊かなサロンのような席。桜材のカウンター席の前には茶缶を模した茶器棚がノスタルジックな趣を醸し出し、テーブル席からは素敵なお庭を見ながらお友達とおしゃべりが弾みそうです。
奥の個室は、1920年代のヨーロッパのアンティーク家具がどこか懐かしく、誰にも邪魔されない空間を提供しています。桜模様の赤石がポイントのテラス席では、季節感を感じながらのんびり。ワンちゃんも一緒に楽しめます。
皆様もぜひ一度、美味しい台湾茶を堪能されてみてはいかがでしょう。
<お店情報>

世田谷区三軒茶屋1-5-9
田園都市線 三軒茶屋駅から徒歩7分
営業時間:11:00-19:00
ラストオーダー:18:30
定休日: 日曜日/月曜日

台湾茶と一緒に台湾風の軽食とスイーツも楽しめます。

https://www.ying-hua-yuan.com/