208-1 中目黒

2017年7月12日 at 10:37 AM
「AOBADAI escalier (青葉台エスカリエ)」撮影:日暮雄一/日暮写真事務所

「AOBADAI escalier (青葉台エスカリエ)」撮影:日暮雄一/日暮写真事務所

 

写真の建物は、今月ご紹介する「青葉台エスカリエ」。escalierとは、フランス語で「階段」という意味です。設計は勝岳史建築設計事務所で、ビルの各フロアへ異なるアクセスを作り、それぞれ階段を独立させて配置しています。近くには、「キンケロシアター」があり、勝岳史建築設計事務所の設計で、弊社が施工させていただいた「AK-3」(ShinCLub121号でご紹介)もあります。3-4階に写真事務所が入った建物は、やはり階段が個別に用意された、個性的な建物でした。中目黒にお店を出そうという方は、同じビルでも他とは違った空間のデザインを好まれる方が多いそうです。小さくても自分の個性を発揮できるこだわりのスペースを求める方が多いのです。
また「中目黒」は、起業しようという若い人が最初に店を構えるには、スペースとしても最適な街だということ。ファッション、美容院、飲食店など、この街でまず開業し、軌道に乗ったところで、青山・原宿などへ、そしてより都心の銀座などで出店するのがビジネスの王道ともいえます。一方、桜の花見シーズンの、目黒川沿いの飲食店は大変な賑わいです。最近では人気グループ「EXILE」のグッズを扱う「EXILE TRIBE STATION」がオープンし、関連の他のお店を含めて、ファンの聖地にもなっているそうです。
そして、スターバックス コーヒー ジャパンも、国内初となる「スターバックス リザーブ ロースタリー」を2018年に中目黒でオープンすることが決まりました。「ロースタリー」は、敷地面積1,200平方メートルで、世界中から調達した個性的なコーヒーを出すだけでなく、スターバックスのコーヒースペシャリストやマスターロースターとの会話も楽しめ、イタリア料理で有名なロッコ・プリンチ氏監修の焼きたてのフードやパンも取り扱うとのことです。
シアトル、上海、ニューヨークについで、東京に世界で4番目のロースタリーを作るとあって、設計は隈研吾氏が行います。既に大宰府天満宮店でコラボレーションを行っている両者ですが、太宰府店は、木組み構造が店の入口から奥へ続いていて、あの参道では、圧倒的な存在感を見せています。中目黒では、どんなデザインが展開されるでしょうか。
 今後も若い人たちの流れが加速しそうな中目黒。楽しみですね。