223-4 渋谷建防連 視察研修会 2018年9月11,12日

2018年10月10日 at 12:45 PM
kouji_%e4%bd%9c%e6%a5%ad%e5%88%a5_%e7%81%ab%e7%81%bd p4_30yera_map
「渋谷建防連」とは、渋谷建築防災推進連絡協議会の略です。
年に数回、会員である建設会社と消防署が会議や講習を行い、工事現場での事故の発生予防や、災害に対して円滑な対策を連携して行えるような機会を持つことを目的としています。
9月の視察研修会に副社長の岩本が参加、その一部を報告をさせていただきます。
9月11、12日に行われた研修会では、袖山みゆき渋谷消防署予防課長の講演で以下のような報告が行われました。
1.平成30年上半期の渋谷消防署管内の火災状況
火災件数は59件と、昨年より6件減少したが、都内ではワースト4に。主な出火原因の、第1位は「たばこ」で14件、第2位は「ガステーブル」で5件、第3位は「コンセント」で4件となっている。「たばこ」による火災は建物内では0だが、建物外で完全に火が消えていない吸い殻の不適切なところへの投げ捨てによる火災が目立っている。
また、電気関係を合わせると「たばこ」を上回っており、マルチタップへの過電流によるものなど、電気機器を使用する際には、機器自体の容量を確認し、繋げ過ぎに注意することが必要である。
2.多摩市新築工事現場の火災と工事現場火災の予防について
7月26日(木)におきた多摩市唐木田のオフィスビル建設工事現場の火災では、溶接作業中の火花が断熱材のウレタンに燃え移り、大規模火災に発展、5人の死者を出している。
工事現場での各種作業に対して、改めて適切な火災予防措置を講じる必要性と各遵守事項を確認いただきたい。工事現場の主な出火原因は、作業中が第1位「溶接・溶断作業」、第2位「電機作業」、作業関係以外では第1位「放火」、第2位「たばこ」となっており、平成30年7月27日現在、すでに15件の火災が発生している。
3.地震について
全国地震動予測地図2018年度版が6月26日公表された。これは、今後30年以内に震度6以上の大地震に遭う確率を示すものであり、昨年と同じく首都直下型地震が想定される関東地方や南海トラフ地震が予想される太平洋沿岸で、最高レベルの「26~100%」となっている。
日本中、いつどこで地震がおきてもおかしくないという状況に変わりはありません。9月6日に発生した北海道胆振東部地震、さらにそれに続く北海道全域における大規模停電で、私たちは電力需給のバランスがくずれる事態を目の当たりにしました。非常時の電源確保や、避難に影響する非常灯の点検など具体的なことはもとより、停電による企業の法的責任など、危機管理をもう一度見直す機会となりました。
(報告:岩本健寿)