174-4 社内勉強会「人生とは?働くとは?プロとは?」

2014年9月16日 at 12:48 PM

さる、8月9日、本社社員集会の勉強会において、㈱ユニホー、㈱ZENホールディングス監査役の吉田健司淑徳大学経営学部教授をお招きして、講演いただきました。社員一同、日々の仕事の仕方や生活について、今一度振り返ることができました。
講演内容を一部抜粋してお届けします。

 

「働く」と言うことは「傍(はた)を楽にする」つまり、周囲の人を楽にする、ということです。同じ会社の仲間の仕事をやって、他の人が楽になる―働くとは本来そういう意味です。

それでは「仕事」とはどういうことでしょうか。よく「もう仕事が嫌です」と言ってくる社員がいますが、よく聞いてみると人間関係で悩んでいることが多い。ある人は上司との人間関係に悩んで会社を辞めたいと言っていました。そこで「仕事は、『事』に『仕える』と書くんだ。人間関係でやめるのはおかしいだろう。それに、ほかの会社に就職しようとしても、仕事の流れをすべて知ってからでないと、仕事を分かっていないことになるよ」と指摘しました。すると彼は、ただ言われた仕事だけをやっていたということに気が付いて、隣の人や他部署の人との仕事の関連性を理解するようになり、その後「辞めません」と伝えてきました。今は、経理部長になっているということです。仕事はある程度、やりきらないと本当の面白さはわからないのです。
さて、こちらの会社は、建築施工のプロ集団だと思いますが、「プロとは」という点についてお話しましょう。
第一に「技能」です。現場での技能が低いか、高いか、ということがあると思います。技能の低い人はビギナーと言います。そして、もう一つ、誰のためにやるのか、ということです。自分のためにやっているのか、相手のためにやっているのか。相手のためにやる人をエンターテイナーと言います。技能が低くて自分のためにやっている人は凡人です。技能が高いけれど、自分のためにやっている人は、アマチュアです。プロは常に技能を磨き、相手のためにやる人です。例えば、上司や人事の人に頼まれたときは、期限までにやる精神。技能を磨き続けることもプロ精神です。
学生は、宿題を出すと、最初はあまり力を入れないが、提出直前になると一気に力を入れる。これを「土壇場」と言います。そして納期を過ぎてしまうとブチッと切れてしまう。今度は「修羅場」がやってきます。一方、プロは、仕事を請けるとすぐに準備して一気にやってしまう。残りの時間は何が足りないか、考える。これがプロの曲線です。やはり大事なことは計画を立てて、進捗通りに進めることが大切だと思います。

さらに、プロのプロたる所以は技術を磨くとともに、社会の動きを身に着けることですね。世の中の動きにも注意していただきたいのです。例えば1週間のうちに「ガイアの夜明け」など、TVや新聞を見ていますか?全部調べる必要はありません。大事なのは定点観測と言って、どれか一つを選んで常に必ずチェックすることです。世の中の風向きが変わるとどこかのメディアが取り上げる。すると他のメディアも同じように取り上げます。現場で働く人は、定点観測として1つは自分の情報を持っているとよいと思います。こうして磨き上げることが「碩学」への道に繋がるのです。

 

吉田健司氏
ユニホー監査役
ZENホールディングス監査役
淑徳大学 経営学部 教授

1975年、早稲田大学理工学部大学院卒業、化学会社入社。米イリノイ大学でMBA取得。その後、㈱ビット89設立。
ビジネス分野に精通した「経営企画室」としてリサーチ、セミナー、研修、講演、コンサルティングなどの支援を行っている。