218-2 LANAI GRACE SHIBAKOEN (ラナイグレース芝公園)

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

Charm Blanc(美しい白)を基調とした本物志向の賃貸住宅

撮影:エスエス東京

ランドビジネスでは、創業より「建物は長寿命であるべき」と考え、長く愛され続け、気品ある街並みを生み出す集合住宅「ラナイ」シリーズを展開、数多くの物件を生み出してきた。今回は、下町の情緒が残る芝公園の地に、美しい白を基調とした新たなレジデンスを誕生させた。
シリーズの特徴としては、まず共用空間などに、白い大理石などを用いた本物志向の豊かな空間をつくりこんでいることだろう。モダンなレジデンスというと、壁全体に石を平面的に貼り、壁、床、天井も全部均一に同じ仕上にすることが多いが、「ラナイグレース」シリーズでは、良質の石そのものの素材感、存在感を出すために、いくつかの石の塊を置いて組み合わせている。その形をつくるためには美しい柄の大理石だけを使用している。
折上げ天井の開放的なエントランスホールは、テクスチュアの異なる白い材料でコーディネートし、地中海をテーマとしたニースやモンテカルロなどの風景画、そして対面にベネチアングラスを配置して、穏やかで白い空間の中で現代と伝統が共鳴し合うコンセプトを実現している。モダンとクラシック、新旧の対話によりインスパイアし合う豊かな関係が生まれる。
共用部の設備で安全な都市生活をサポートするのが、防犯システムである。弊社では、実用新案を取った監視モニターをロビーに配置している。大きな画面と小さな分割画面を組み合わせたもので、カメラの設置個所の小さな分割画面だけでは無機質になりがちなモニターが、大きい方の画面にイタリアの美しい風景が次々と映し出されることで高級感を生み出している。通常管理室に置かれている監視モニターをロビーに置くことで抑止力を高め、一方で、美しい風景がレジデンスの入居者や訪れるお客様への癒しの効果を創出している。
また、レジデンスのリニューアルで標準仕様としている二重サッシを全戸に導入している。防音対策として効果が周知されている二重サッシだが、むしろ、エネルギー効率の点から一番効果が高いとされるのが窓への対応である。東日本大震災以後、住宅のエネルギ―効率への注目も高まっている。さらに実は防犯対策としても、二重サッシは有効なのだ。不審者はガラス2枚を割る手間を嫌うのである。
入居者の方々には、この本物志向の都心の邸宅をぜひ堪能いただきたいと思う。
(ランドビジネス建築部部長 矢野茂氏談)
所在地:東京都港区芝3丁目
交通:都営三田線「芝公園」駅徒歩4分、都営大江戸線「赤羽橋」駅徒歩6分、
都営浅草線「三田」駅徒歩8分、JR山手線「田町」駅徒歩11分
構造:RC造
規模:地上10階

用途:共同住宅 総戸数26戸

所有者・総合企画:ランドビジネス
施工担当:池上、柿㟢
竣工:2018年2月
撮影:エスエス東京
2018年6月10日 at 11:39 PM