220-2 Peak Cottage

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

傾斜地の建物をブリッジでつなぐ

東側の高台の私道から建物を臨むと、遠く清泉女子大学の森の木々まで見える景色が広がる(写真①:この撮影時ではまだ植栽が植えられていない)。
高さ約5mの既存の擁壁は古かったので、積み直ししてもらい、北山先生が植栽のためのワイヤーも張って、擁壁の上からも下からも緑が生えるように計画してくださった。
ブリッジの鉄製フレームは、溶融亜鉛メッキされており、亜鉛メッキのプールに入り、トラックの輸送に耐えられる最大のサイズで搬入され、2階が上棟したところで設置となった。スクリーンは防腐処理された杉材。出入り口にはセキュリティがかけらている。
西側前面道路に接する地下1階はガレージで、車2台が余裕で収まる。天井の高さが厳しい地域なので、横引き式シャッターの納まりが気に入っている(写真②)。
ガレージの中はかなり広いので、車を出せば、雨の日に散歩に行けない犬たちの格好のトレーニング場所となる。コンクリートの打ち放しの外壁は、産地の異なるラワン材を型枠に使われたとのことで、径の小さいPコンとともにコンクリートの表情を和らげている。ガレージの奥のエレベータ前はユーティリティとなっている。
3階のリビング・ダイニングは、フレキシブルな照明を岡安泉さんに作っていただき、中央にはキッチンとリビングの間のスパイラルダクトに組み込んだリターンダクトが付けられている(写真③)。
同じく3階のブリッジのある東側は、引戸で妻の内側を仕切ることができるようになっている(写真④)。犬が苦手なお客様がいらしたときには、こちらに犬を移動させる。ブリッジへの出入り口に犬の洗い場も作ってあり、建物内の床はすべて、犬が滑らないようにフレキシブルボードにしている。妻側の外壁に採用した波板型ガラス(ワイヤー入り)で明るく開放的な空間になっている。
2階の浴室は名古屋モザイクのタイル(写真⑤)を貼っている。かわいいデザインだが、結構男性に人気があり、職人さんの手仕事が素晴らしく、家具はIKEAでまとめた。
キッチンは、オーブン・コンロにアメリカのVIKINGを入れたので、それに合わせて、レンジフードは設計のarchitectureWORKSHOPに制作してもらった(写真⑥)。壁の飾り棚も重宝している。
(W様 談)
規模:地下1階、地上3階
構造・工法:地下1階~2階 RC造  3階木造在来工法
用途:住宅+ギャラリー
設計・監理:北山恒、岡田尚子/architecture WORKSHOP
構造設計:江尻建築構造設計事務所
コーディネーター:奥村毅/テイクワン
施工担当:夏井、高沢
竣工:2017年8月
撮影:阿野太一
2018年7月18日 at 12:33 AM