229-2 高山商店(外壁改修)

用途: 場所: 構造: 規模:

築30年のコンクリート造の建物を、新築同様に改修

 

築31年のコンクリート打ち放しの建物の外壁改修工事である。
デザイン性が高い建物で、竣工当時は、打ち放しのコンクリートの魅力をたたえた、周辺でも珍しい美しい建物だっただろう。
しかし、30年が過ぎ、経年劣化の影響を受けてかなりの傷みが見られた。黒ずみや、コンクリートのひび割れ、錆びた内部の鉄筋が露出して、ほとんどコンクリートが落ちている箇所もあった。特に東側の地下へのスロープに面した建物の上部は、もと焼却炉があったためか傷みがひどかった。
まず、鉄筋の錆止めや下地の処理を行い、基本的な補強を行った後、今回のオーナーの希望である「新築同様に美しくなるよう補修してほしい」というご希望を満たさなくてはならない。そこで2年前関東に進出してきたという関西のコンクリート専門修復会社に、化粧補修で参加してもらった。
亡くなられた先代への社長の思いや辰への信頼を、現場の職方にも十分理解してもらい、その技術力だけでなくコミュニケーション能力を発揮してもらった。オーナーにも職人さんの意識の高さを評価していただき、ほっとしている。

(営業担当:小関)

化粧補修施工担当者に聞く

コンクリートの修復には、大きく分けてセメント系と塗装系の2種類があります。セメント系は再生系で部分補修はもちろん、撥水材を選ばない、すべてのコンクリートに対応します。
一方、今回行った、「テック工法(TC工法)」という塗装系の方は、撥水材との一貫施工です。スピードがあり、工期短縮に貢献し、統一感を持った美観を提供します。
弊社は、現場でのニーズを活かしながら、新たな塗料を開発しており、今回使用した「TCコート」は水性アクリルシリコン系のコンクリート保護剤ですが、優れた防水性で長期にわたる耐久性を維持します。
今後も、辰さんに協力して過去の作品の修復のお役に立ちたいと存じます。
(前進テック株式会社 森本圭哉 営業部長)
2019年4月12日 at 7:51 PM