155-2 東麻布の家_M邸

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

東京を感じさせる、都心型店舗併用住宅

虎ノ門の金物店が、道路拡張工事による立ち退きのため、東麻布の地に店舗兼住宅として新たに建設されることになった。敷地の前面道路は幅28mという広さ。さらにその奥に首都高速がそびえ、反対の北東側には東京タワーが間近に見える。これぞ「東京」というダイナミックな敷地環境を生かし、間口が小さく奥行きのある土地に、塔状比を最大限に活かしたビルを計画した。
鉄骨造の建物の外壁はALC。1階店舗は、天井配管や照明をあらわしとしたシンプルなレイアウトで、旧店舗の棚をそのまま利用し、商品を陳列する。2階店舗は天井高3m50cmを超え、比較的高価な品物を置くことと、将来貸店舗とすることも考慮して1階とは差別化を図っている。前面のアルミサッシ窓を大きく開き、大きなものは直接搬出入できるようにもなっている。
上階の住居部分は、ガラス張りの階段室を建物中央に配置することで、効率的に通風・採光を確保して住環境の安定を図っている。
住居部の3階は、壁、床、建具をラワン合板で仕上げ、普段、畳で生活されているご主人の要望に応え、昔の続き間をイメージした和の空間となっている。4階は、天井高を確保したLDKと子世帯の個室。リビングとルーフテラスをつなぐ窓からは、東京タワーを臨める、心地よい空間である。
(金 栄宇 氏 談)

所在地:港区
構造:S造
規模:地上4階
用途:店舗・住宅

設計・金栄宇/ナカノアトリエ
竣工:2012年12月
施工担当:澤井
撮影:アック東京

2013年4月19日 at 1:22 PM