154-2 st bldg. (世田谷のテラスハウス)

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

 

垂直方向の多彩なプロポーションが魅力のコーポラティブ住宅

8 戸のメゾネット形式の住戸が収まった、コーポラティブ住宅である。

敷地は、世田谷の閑静な住宅街の1ブロックの中央に位置している。南に隣接す る集合住宅とは、駐車場をはさんでおり、採光・通風・プライバシーとも良好で、 エントランス部分はオープンにして、各住戸へのアクセスも独立させて一戸建て感 覚のゆとりを持たせている。

地下1階+1階、2階+3階のメゾネット形式の住戸は、それぞれが吹き抜けや、 3 m 近い天井高など、垂直方向に変化のある空間となっており、個々の建て主の 要望に沿ったインテリアを提供している。
特に、例えば2階を分け合う C と D の住戸は、C の3階が広い分 D の3階は小 さく、D の2階が広い分 C の2階は小さな部屋とするなど、フロアの面積を無条 件に平等に分け合うのではなく、なるべくどの住戸にも普通のマンションでは得ら れない、大きなゆったりとした空間を生み出すよう、意識した。結果的に、趣味や 仕事のスペース、子供部屋など、変化に富んだ小さなスペースも提供している。 内装だけでなく、一部外断熱を施した住戸もあるなど、開口部も含め、スケルト ンに関わる部分でも建て主の希望には出来る限り応えようと努力した。 内装材、家具、建具などは、足場板や古材など経年変化に耐えうるものを採用し、 コンクリートとのマッチングにも配慮したものを積極的に使っている。 居住者の方々のコミュニティも、施工中から良好で、コーポラティブ住宅の良さ を設計者としても実感でき、仕事を堪能させていただいた。

(若松 均氏 談)

 

所在地:世田谷区
構造:RC造壁式
規模:地上3階
PH階、地下1階
用途:長屋
設計・若松均
プロデュース:アーキネット
竣工:2012年3月
施工担当:佐々木
撮影:鈴木研一

2013年4月18日 at 1:41 PM