124-2  東山の住宅

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

撮影:阿野太一

経年変化を経てより魅力を増す住宅

 目黒区の閑静な住宅街に建つ個人住宅である。杉板型枠のラフな打ち放しコンクリート、米杉板張りの門扉、アルミのシャッター、テクスチャーのある左官材などの素材感を生かした外部仕上げである。閉鎖的な外観だが、斜線で切り取られるかたちにそったリビングの北側のトップライトや、地階のドライエリアから内部への採光を確保している。
将来的なワークスペース用の地階のアトリエと倉庫、1階はガレージとエントランス、2つの個室、2階は傾斜するトップライトをとったリビングとダイニングキッチン、バスルーム、3階は主寝室というオーソドックスな構成だが,敷地東側の抜けに対して開いたテラスから各階、開放的な風景を楽しむことができる。
北西側に位置するドライエリアには地階への外部からのアクセスのための螺旋階段があり、そしてその上部の開口部に面する階段、廊下スペースにはプロフィリットガラス越しの柔らかい光がそそぐ。
そのほか、ウォールナットの床、漆喰仕上げの壁と天井、黒い砂岩、スチールサッシなど、経年変化を経てより魅力を増すような素材を使用している。
オーナー希望の黒の鏡面エナメル塗装のキッチンには存在感がある。照明器具もシャルロット・ペリアン(フランスの女性建築家・デザイナー)やヤコブセンのオリジナルの製品をお持ちになっている、デザインに造詣が深いオーナーとのやり取りの中で生まれた住宅である。

(大堀伸氏 談)

所在地:目黒区
構造:RC造
規模:地下1 階 地上3階
用途:専用住宅
設計:大堀伸/ジェネラルデザイン
施工担当:佐々木
竣工:2010年6月

2013年3月19日 at 2:00 PM