107-2 神宮前 H 邸

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

屋上庭園が家族をつなぐ、2世帯住宅

2 世帯住宅のための建替え工事である。以前の敷地は倍の広さで大きな庭があり、築 50 年以上の立派な木造日本家屋が建っていた。しかし、敷地は半分になるため新たな庭の計画は断念された。代わりに、ガーデンプランナーである建て主の妹の協力も得て、芝生やつつじ、金木犀などを配した屋上庭園を設け、家族の憩いの場とした。敷地奥の官舎の植栽、特に大きな桜の木もまた借景として効果的だと考え、各階の開口部からのポイントとした。

建物は、3 階に親世帯、2 階に子世帯の生活の中心であるそれぞれの LDK を置き、エントランスから個別に階段を設けてアクセスできるようにしている。子世帯の個室は地下 1 階、と 1 階、親世帯は、子世帯の 1-2 階段の上に、自分たちの階段があって、2 階に和室、3 階LDK と個室となる。子世帯が1階から地階に下りる階段は、親世帯が 1-2 階を行き来する階段の下を通る形になる。また屋上への外部階段によりそれぞれの世帯へアクセス可能となっている。上層階に親世帯を配したのは、母上の「明るい家がいい」という希望を優先させたためである。仕事で忙しい子世帯より親世帯は 1 日の大半を家で過ごす。エレベータは設けなかったが、階段は昇降機のサイズの幅を確保し、将来に備えている。

 (村田淳氏談)

構造:RC 造
規模:地上 3 階 地下 1 階
用途:共同住宅
設計:村田淳 / 村田靖夫建築研究室
施工担当:佐藤、綿貫
竣工:2008 年 12 月

2013年3月2日 at 2:00 PM