88-2 九十九里の家 (フォトグラファーの週末住宅)

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

フォトグラファーの週末住宅

 

敷地のある九十九里は、都心から離れた、風光明媚な土地である。サーファーで埋まる海岸や漁港もあり、馬術クラブの乗馬エリアもある。撮影で何度かこの地を訪れていた建て主は、 ファッション雑誌などで活躍する写真家。かねてから自然光で撮影のできる大きなスタジオを作りたいと考えていた。旧知の大堀氏設計のいくつかの住宅が撮影に適したスタジオとしても機能すると考え、 お気に入りのこの土地にスタジオを兼ねた週末用のセカンドハウスを建てたいと設計を依頼された。
敷地周辺は冬は人は少なく荒涼とした風景が広がり、夏は逆に多くの海水浴客で賑わう。海に近い約 450 坪の平坦な敷地は設計のよりどころを見つけることが難しい。海の見えるタワー状の建物など、いくつかの建ち方の検討を経て、四つの中庭を持つ 25m×31m の大きさの平屋のコートハウスを提案した。自然光がきれいにまわる空間、 というクライアントからのリクエストに対して、 建物の四隅に配置したこの中庭からの自然光は一日中建物のどこかにまわりこむ。全開放できる木製サッシにより中庭へと連続してゆく空間とそれを緩やかに分節する壁、 そして垂直方向へ抜けるトップライトにより、いろんな光の表情をもった空間が体験できる。

(大堀伸氏 談)

構造:RC造
規模:地上1階
用途:専用住宅
設計:大堀伸/ジェネラルデザイン
担当:細山田
完成:2007年6月
撮影:編集部

 

2013年2月10日 at 2:00 PM