63-2 MHH-5

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

大きなギャラリーの家

施主は羨ましくも5件目の普請を「終の住処」と考えた。希望条件は、シンプルでインテリジェンスを感じる空間。そしてユニバーサル・デザインであった。夫妻のパーソナリティは「高齢ながら快活・建築に興味津々・行動力旺盛・知的な洒落人」というのが僕の評価。それに一番の魅力は、仲良しのカップルであること。キーワードは、僕との接点にある「理性と感情の融合建築」。そしてデザインコンセプトは、「HANDSHAKE(握手)」である。これは「夫妻が永遠に手に手を取って慈しめる住処であるように」との考えにある。要求の室空間のボリュームを南のテラスを挟み2分割。夫のmassと妻のmassとした。ペアのmassは、異なったマテリアルの外皮で構成。2種の外皮は住処の中核にあるギャラリーに介入する。視覚的に外界・内界で接する外皮は永遠の握手を意味する。家族愛は内界で膨らみ、光庭を経て外界へ暖かい光のメッセージを放つ。住処は主の歴史のポエムである。

(大杉喜彦)

所在地:都内
構造:RC造
規模:地上2階
用途:専用住宅
設計:大杉喜彦・大杉絵美
/大杉喜彦建築綜合研究所

2013年1月16日 at 3:52 PM