60-1 タカハシクリニック

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造:

正確な解決と個性―タカハシクリニック

一方で機能的に破綻しかけていた建物を徹底的にリストラクチャリングし、正確な機能的整理を行なうこと、そしてまたクリニックの新しい顔として開放的でありながら散漫でない場を作ること、これを同時に実現することが求められていた。結果として二層分のピロティー空間の一部に斜めのコンクリートスラブを挿入し、その奥に立体的な吹き抜けを取る構成を選択した。吹き抜け上部のスクリーンに対する視野を確保する階段状の待合席、吹き抜けの下部にある受付からの待合全体の視認性、エントランス部分の高い天井高と吹き抜けに向かう密度のある空間、これらを無駄なく実現している。都市型の建物にありがちな狭い間口と増築であるがゆえの階高の制約という条件の中でベストの解決を目指し、そのことによってここだけにしかない特別な空間を作りたいと考えていた。

(日埜直彦)

所在地:東京都大田区
構造:鉄骨造(一部SRC造)
用途:診療所
設計:日埜直彦/日埜建築設計事務所
撮影:平井広行(2階階段口、3階デイケアルームのみ編集部)

 

 

2013年1月13日 at 5:31 PM