170-2 東京外語専門学校

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

耐震性を強化し、さらなる成長を目指す外国語専門学校

 2棟の旧校舎の耐震診断の依頼があったのは3年前になる。3次におよぶ耐震診断に続いて2棟の旧校舎のコンクリートコア抜き強度・中性化試験、加えて一貫構造計算プログラムを用いたフルモデルの立体解析を行った結果、地震動および衝撃において、旧校舎は「崩壊する危険性が高い」との結論に至り、2棟の校舎から新たな1棟の校舎への建替えが決定された。当時、東日本大震災の影響で、外国人留学生の数は激減し、厳しい条件の下での設計のスタートとなった。そのため「学校の繁栄と成長」、そして「学生自身の学力向上」を願い、右肩上がりの棒グラフをイメージしたファサードとすることにした。大地(Earth)から大空(Heaven)まで伸びた棒グラフの列柱の色を、Earth-GrayからHeaven-Blueとし、Blueは東京外語専門学校のコーポレートカラーでもあることから、その成長そのものがコンセプトとしてあり続けることを、設計主旨と考えた次第である。
内装には、ややもすると閉鎖感を感じる共用空間を開放性のある空間に近づけるため、膨張性のある配色を施し、母国語以外の授業でストレスを感じるであろう学生に、少しでもその緩和の役目を果たすことができれば、と考えた。

   (大杉喜彦氏 談)

所在地:新宿区
構造:RC造
規模:地上9階
用途:専門学校
設計・監理:大杉喜彦/大杉喜彦建築綜合研究所
施工担当:讃井 綿貫
竣工:2014年3月
撮影:時空アート

2014年5月9日 at 11:50 AM