202-3 中野3丁目ハウス 

撮影:アック東京

和のテイストを取り込んだ、くつろぎの住宅

これまでデザイナーズマンションに暮らしていたオーナーが、戸建て住宅を建てられることになって、希望されたのは、「和風の生活」である。
中野駅に近く、前面道路も広くはないので、施工や環境を考えて木造を選択、外壁はサイディング、ウレタンフォームによる内断熱とし、1階に駐車スペースと水周りを配置した。
北側斜線に配慮してスキップフロアで家族全員の個室を確保し、2階のダイニング・キッチンに家族が集う畳の空間を用意した。

南側前面道路は幅4mだが、正面がちょうど路地状敷地の路地部分になっていて、向かい側の家と視線を合わせずに青い空を臨むことができる。開口部を高く取って採光を確保し、障子を閉じ、締め切っていても1日中ほんのり明るい陽射しが入るようにした。開口上部のスリットから、天井裏の換気が取れる計画としている。座卓はダイニングスペースに合わせて製作、全長4.5m。畳は琉球畳で、腰壁には細長い和紙(300x900)を重ね貼りにして、落ち着いた和の空間を生み出している。
正面の開口部には、大きさや形のバリエーションが豊富で、大きなフィクスタイプもあるビル用サッシを採用している。以前大船の集合住宅で採用したものを、オーナーも気に入っていただいていたためである。

家全体が温かく、ツインの洗面台、機能的なお風呂も快適で、オーナーからは「よく眠れる」との満足のお声をいただいている。

野口信彦氏、栢野麻希氏/タカギプランニングオフィス 設計室 談

構造:木造
規模:地上3階
用途:専用住宅
設計・監理:タカギプランニングオフィス設計室
施工担当:寺井
竣工:2016年11月
撮影:アック東京

2017年1月10日 at 4:08 PM