254-3 特別対談 河田亮一/加和太建設株式会社社長 VS 岩本健寿/株式会社辰 

2021年5月10日 at 5:21 PM

「地元を愛し、未来へ活性化させていくアクションを」

今月はp1,2 でご紹介した「Zet JINGUMAE」の建て主である加和太建設の河田亮一社長に静岡県三島市の本社にてお話を伺いました。弊社社長の岩本も三島出身。偶然同じ中学校出身というご縁もあり、今回は岩本自ら聞き手としてインタビューを行いました。

岩本:「Zet JINGUMAE」の施工を御下命いただきありがとうございました。御社ホームページを拝見すると地元の静岡東部、伊豆、三島に対する強い想いを感じます。自分も三島出身ですが、改めて社長の地元に対する想いを聞かせていただけますか。

河田:高校から留学したことによって地元の良さを感じたというのが大きいですね、父に「高校から学区内の進学だけでなく海外もあるからな」と勧められたこともありますが、何も考えていなかった自分に気が付き、やりたいことを決めるためにも海外に出ました。留学していた4年間に政治家になると決め、父にも日本で政治家になるためにはどうしたらいいのか相談していました。

帰国してから「面白いやつだ」とリクルートに採ってもらったのですが、当時、ITベンチャーが出てきた頃でいろんな経営者に会い、自分も経営者になりたいと思うようになりました。それにはまず「お金の勉強」と銀行に転職、30歳の時IT分野で起業したいと思っていたのですが、留学もさせてもらったし、一旦会社を手伝うよ、と三島に戻りました。父から会社を継げと言われたことはありません。

三島のまちづくり事業については、当時はまず、建設業を魅力的な産業にするための手段として考えていました。本当のところは日々、地域のために道路づくりに苦労している現場監督に光を当てたい、という想いから始まったことなんですよ。

岩本:「現場監督に光を」という想いはうちも同じです。まちとの繋がりという点では、「工事をさせていただいている」という前提で現場周辺の道路清掃を行っています。また、工程表を近隣に配布する際に御用聞きをして、半年、1年かけて打ち解けてくるんです。工事完了後、アンケートを配布し工事の感想、ご意見を社長宛にいただいています。また都心で著名建築家の設計やまちづくりに寄与する建築施工というニッチな部分でその魅力を伝えているのですが、河田さんは幅広く挑戦されていて、本当にすごいと思います。

河田:「地方のゼネコンは地方の活性化のために存在している」という定義で、地域の課題については「誰もやらないんだったら自分がやる」というシンプルな判断でやっています。手掛けたまちづくりではいろんな人が関わってきます。もう一つの使命と思っています。

岩本:三島は伊豆の玄関口。地の利もよく、もっと発展してもいいですよね。

河田:そうですね。10万人程度の街で行政との距離の近さや首都圏との近さとか、南に抱えている伊豆というマーケットだとか、トータルで考えるともっと可能性があるんじゃないかと考えます。
まちの活性化でやりたいことはまだまだいっぱいあります。売上1000億あるとそれを実現できるなぁ、と考えます。
新入社員の中にはまちづくりで起業したいから加和太建設で修業したいという者が出てきました。彼らが外に出たいと言った時にやれるような成長をさせてあげたいし、機会を提供したいと本気で思っています。

岩本:初めに辰にアプローチいただいたの『IMPACTCONSTRUCTION(インパクトコンストラクション)』という建設現場のクラウド管理ソフトの営業でしたね。

河田:予実管理システムです。どういうものが大事かを現場監督と僕とで整理して自ら開発したソフトです。全国で40社くらいの建設会社で使っていただいています。見積と実行予算を見る際も一瞬で確認でき、実際のお金の動きが見えるのでやりやすいと思います。

岩本:コロナで大変ですが、システムづくり、勉強会やアカデミー。最先端、行っているなと敬服しています。

河田:海外のお客様方に箱根の山を越えるきっかけを、と作った施設「大社の杜みしま」は2019年に一旦閉じましたが、違う方向で今、企画中です。逆にコロナ禍で働く場所を選べるようになったので、「クリエイティブ系の人をまちにもってきたい、面白い人たちが溜まる場所を作りたい」というスタートアップのスタジオをつくり、行政、商工会議所と一緒になって人を三島に集めようとしています。

岩本:今後も加和太建設さんと一緒に頑張っていきたいですね。これからも、是非ともよろしくお願いします。

―本日はありがとうございました。