171-04 新東科学株式会社 野村雅久会長 野村篤史社長

2014年6月16日 at 3:04 PM

社長交代でさらなる進化を

今月は、新東科学株式会社会長の野村雅久様と、この5月に新社長に就任された、野村篤史様にご登場いただきます。実験室用撹拌機と表面性試験機(摩擦摩耗試験機)のメーカーとして、創業60周年を迎え、新たなステップを踏むために本社を新築、今年5月に社長を交代されたとのことです。モノづくりの会社としての心意気を伺いました。

―ホームページには、「HEiDON」(へいどん)というブランド名が見えますが、機械には珍しいお名前の由来をお聞かせいただけますか。
雅久会長(以下会長):わが社は、昭和27年、私の父、野村益平がこの地にスタートさせた会社です。父は若い頃、修業先の社長に「平どん」と呼ばれていて、それが嫌でしょうがなかったみたいですね。「野村君」と名前で呼んでほしいと頼んだところ、「明日から来なくていい」とまで言われ、それで奮起して勤め上げ、独立した折につけた名前が「HEiDON」なのです。
―なるほど。この神田界隈には機械の工場や商社が多いのですね。
会長:神田から本郷、日本橋には多いです。本郷はどちらかというと医療機械、この神田周辺は理科学系商社が多いですね。うちのようなメーカーは、一部だけです。

―御社が60年以上、この地でご商売を続けられてきた強みはどんなところにあるのですか?
篤史社長(以下社長):実験用攪拌機と表面性試験機ですね。創業当時は、大日本セルロイド(現・富士フィルム)が大きな取引先で、安全性の高いモータなど、さまざまなご要望に応えてきました。
会長:私の代になって、いろんな企業へ販路を拡大しましたね。
社長:実験用攪拌機「スリーワンモータ」は国内トップシェアと歴史を持つ撹拌機です。3つのNO.1を約束する、つまり「安全を守る」「満足をお届けする」「アフターケアを守る」という気持ちを込めた名前です。小田原提灯にヒントを得たフリージョイントなど使いやすさを追求しています。製造だけでなく、撹拌翼の選定やスケールアップまで、幅広い知識でいろんな企業のご相談を受けています。
表面性試験機、いわゆる摩擦の度合いを定量化する機械「トライボギア」は、トライボロジー(摩擦学)+ギア(道具)の造語ですが、さまざまなラインアップを設けています。あらゆる製品開発や品質管理で必ず問題となるのが摩擦です。扱いやすく、正確に結果を出せる機能性、快適性が求められていますね。海外でもその実力が認められています。

例えば、携帯端末に使われる塗料の評価や、化粧品のクリームのすべり感、フィルムのコーティング膜の傷つき具合、リンスの滑りや、スパゲッティの食感、カテーテルの血管内での引っかかり、おむつの肌触りなど、ありとあらゆる場面で、摩擦の定量化、数値化が求められている。「トライボギア」シリーズでは大きな機械から、世界初のポータブル摩擦計「ミューズ」や誰でも使えるコンパクトなデスクトップ型摩擦試験機「CAT」まで、摩擦試験機のリーダーとしての地位を守り続けている。

―創業62年目を迎えるこの5月に、新社長就任のお披露目をされました。
会長:交代することには意味があります。同じことをやれとは言いません。会社は時代に合わせて変化していかなくてはならない。新しい感覚で会社を進化させていってほしいという気持ちですね。
社長:先代からの血を大切にする一方で、さらに時代に合わせたニーズを発掘して、創業100年を私の人生の目標と重ね合わせていきたいですね。
会長:社員にも、その思いは伝わったと思いますよ。

―本日はどうもありがとうございました。

 

「ただ社長が交代するだけでは何も変わらないのです。

時代に合わせて変革していくことが必要です」

 

新東科学株式会社

1952年 神田東紺屋町に初代、野村益平氏が新東科学株式会社創立
1965年 練馬区貫井に練馬工場完成1982年 「HEiDON」を商標登録
1994年 練馬区貫井に「東京事業所」新設
2000年 代表取締役社長に野村雅久氏就任
2008年 おごせ工場(埼玉県入間市越生町)営業部ISO9001認証取得
2012年 創立60周年
2014年 新社屋完成、代表取締役社長に野村篤史氏就任

 

本社・営業部:〒101-0034 東京都千代田区神田東紺屋町27番地
TEL:03-3252-2791 FAX:03-3252-2792
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おごせ工場:〒350-0406 埼玉県入間郡越生町堂山178-1
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