201-2 ゲスト・トーク 團紀彦氏(建築家・都市計画家)

2016年12月16日 at 1:01 AM
 「ゲスト・トーク」には「表参道けやきビル」の設計者、團紀彦氏をお迎えしました。トーク開始まで、弊社の施工した「表参道けやきビル」のメイキング・ビデオをお客様にご覧いただき、いよいよトーク開始。團氏の設計作品をスライドを見ながらご紹介いただく一方、愛知万博で環境重視の原案を棄却した政府案に対して森の保全を訴えたことや、台湾国内での巨大プロジェクトを通しての奮闘ぶりなどをお話しいただき、今回のイベント企画を担当した松村拓也氏(辰・創業メンバー、起業支援家)が「チャレンジ」の意味を問いかけました。  (以下、松村氏コメント)
 「『SHIN CLUB』とはその名の通り『辰に関わる人たちが集うコミュニティ』です。そこで今回は、建築が社会や世界に及ぼす影響について『SHIN CLUBコミュニティの皆様』にお伝えし、新たなビジネスや建築が誕生する、その一役を担わせていただきたいと考えました。
何事も生まれる過程は、出来上がった姿からは考えられない苦労の連続です。特に建築は、社会の衆目の中でぶつけ本番の一品生産ですからなおさらですが、それが語られることはなかなかありません。旧知の先輩である團紀彦氏が、私の顔を見るといつも親しげにぼやいて下さったことを思い出し、ゲスト役をお願いしたところ、即座に快諾していただきました。
今回は特に、『最後には称賛を受けた仕事も、その途中にはどろどろの戦いがあった』ということを中心にお話しいただきました。そんな話を判りやすく面白く語っていただくこと自体が、團氏の仕事ぶりをよく物語っています。常にチャレンジし、未来を切り開くためには、情熱と勇気、そして楽しさが大切だと感じました」
(松村拓也)
1956年:神奈川県生まれ
1979年:東京大学工学部建築学科卒業後大学院で槇文彦氏に師事
1984年:米国イエール大学建築学部大学院卒業。帰国後、自ら設計事務所を開設。
・愛知万博の計画では初期の段階で環境重視型の会場計画の日本政府案を作成、日本へ誘致を成功させた。その後、環境型原案の棄却と平場造成の復活に対し、厳しく批判、海上(かいしょ)の森の保全に道をひらいた。
・台湾で2011年完成した「日月潭風景管理処」は国際的に高い評価を受けるとともに台湾国内でも日月潭の人気観光スポットとなり、外国人としてはじめて台湾建築賞首賞を与えられた。
・日本橋室町地区のマスターアーキテクトとして、街路再生型都市計画を実践するなど内外の計画で国際的に注目される。
代表作:
台北桃園国際空港第一ターミナル再生計画(台湾建築賞主賞)、日月潭風景管理処(台湾建築賞主賞)、表参道けやきビルなど。