191-4 青木淳氏講演会と事務所十日町分室『ブンシツ』の出張展示 

2016年2月12日 at 3:40 PM

『3・11以後の建築』展@水戸芸術館
「青木淳氏講演会(1月24日)」と青木淳建築計画事務所十日町分室『ブンシツ』の出張展示

東日本大震災以降の建築家による復興支援の取り組みを紹介している企画展「3.11以後の建築」が金沢21世紀美術館に次いで、水戸芸術館でも開催されました。この企画は、21組の建築家の取り組みを紹介したものですが、今回は青木淳氏の講演会が行われるというので、行ってきました。
磯崎新アトリエ勤務時代に担当された「水戸芸術館」は氏にとって建築家のスタートであり、その後の「潟博物館」「青森県立美術館」などから現在に至るまで、ずっとその考えを更新し続けた原点の建物だということです。演奏や演劇の本番のために時々使う立派なホールを「普段」みんなが使うにはどうすればいいか、展示終了後に原状復帰するのでなく、次の設営をその上に更新していってはどうか、などの自由な発想に、参加者は興味深く聞き入っていました。
一方で、2014年より新潟県十日町市の市街地活性化事業に参加した事務所は2人のスタッフを常駐させて、これからできる建物で行われていく活動を先行して行える場として「分室」(ブンシツ)を設け、市民活動と設計を同じ場所で並走させることによって、「刻々と相互作用が起こる状態」を試みてきました。今回はその一端として、ギャラリー内で十日町の「物産販売」を行ったり、十日町の食材を提供する「まちなか昼ごはん」、大地の芸術祭に参加した林剛人丸氏をゲストに迎えて、伝統工芸品「ちんころ」を制作するワークショップなどを行いました。
地方活性化の新たな手法としての「ブンシツ」の活動、これからも注目していきたいですね。