201-1 「SHINCLUB展 渋谷の建築屋200カ月の記録」 開催

2016年12月16日 at 1:02 AM

 

「SHINCLUB展」 撮影:アック東京

「SHINCLUB展」 撮影:アック東京

 

11月15日、以前よりお知らせしておりました、創刊200号記念イベント「SHINCLUB展 渋谷の建築屋200カ月の記録」を渋谷ヒカリエにて開催しました。改めて全ての号を前にしますと壮観でした。建築を取り巻く環境も、変化してきたということを実感いたしました。
1999年、前身会社の破たんの後、新たに「株式会社辰」として10月よりスタートしてから半年たった2000年4月、再び仕事を進めていくために、そして現場員中心の社内の情報共有のために、ニュースレター「Shin Club」は生まれました。
発足当初はお伝えする情報も少なく、撮影も自前で、A3片面の用紙に作成した原稿を自社のプリンタでプリントしていく簡単なものでした。
しかし、「Omni Quarter」や「BALCON」など、完成させた仕掛かり工事が建築専門誌に取り上げられ、「辰はまたきちんと施工をしている」と次第に建築家の先生からの見積もりを頂くようになっていきました。
特に、当時「デザイナーズ・マンション」のお仕事をさせていただくことで、施工物件が一般の雑誌にも掲載され、弊社への工事のご依頼も増えていきました。紙面も「写真中心のインパクトのあるものにしなくては」と、50号からはトップに竣工写真を大きく扱い、情報量も増やして両面印刷としました。
紙面刷新した50号からは竣工物件の建築家の先生にスポットを当てた「建築家紹介」のシリーズを設け、その一方「現場最前線」というコーナーで、解体業から順番に各業の協力会社の社長に登場いただきました。本音にあふれたお話の中には、小さなスペースでは紹介しきれないこともありました。
こだわりの建築を建てられるお客様もまた、個性的な方が多く、「建築家紹介」のシリーズの後、今度は「フロントライン」というコーナーを設け、事業を行う方、住宅をお建てになる方に建築に対する思いを語っていただきました。
バブルがはじけた後、少し復調を見せていたかと思われた建設業界でしたが、構造計算書偽造問題(2005年)、そしてリーマンショック(2008年)と再び厳しい経営環境に見舞われることになりました。そして、2011年3月、東北地方を襲った「東日本大震災」は、施工者、建築設計者だけでなく、多くの人々の考え方を根底から揺さぶる大事件でした。私たちがかつてよりどころとしていた「安全・安心」が、いかに不十分であったか、思い知らされました。
震災の後、多くの建設現場では職人の不足や建築費の高騰などで、厳しい状況が続きました。しかしRC造の中規模建築施工に特化している弊社は、そんな中でもコンスタンスに見積もりをいただき、順調な歩みを続けています。新入社員も増え、最近では女子の施工管理希望者も積極的に採用しています。勉強会や施工見学会、グループ会社の合同運動会など、社内の環境も明るくなってきました。
 2020年の東京オリンピック開催が決まりました。「安全・快適な街づくり」に弊社のような中規模の建設施工会社がお役に立てる場面が、益々増えると思われます。一つ一つの建築を大切にする気持ちを、今後もお伝えしてまいりたいと存じます。
どんなに良く・安く・早く作れても、不要な物は作らない時代だからこそ、今度は私たち自身が「どんな社会を作りたいのか」にチャレンジし、「SHIN CLUB」は、辰と社会をつなぐメディアであり続けたいと思います。