245-4 「TREES(鵜の木集合住宅)」矢板工事と鉄骨工事について

2020年8月9日 at 11:37 AM

今月ご紹介した「TREES(鵜の木集合住宅)」では、通常、建築の基礎工事で土留めに用いられる矢板をコンクリート打ち放しの壁面をつくる型枠として用いています。建物にハードな印象を持たせる工事が、実際にはどのように行われたかを現場担当者に聞きました。

①矢板工事
矢板を建物に使用したのは道路に面した1階から3階までの独立した壁面です。高さ9mになります。
まず、建て主様と設計者の先生、そして型枠大工さんを交えて、近くの弊社施工物件の見学ツァーを行い、いろいろな外壁を見ていただきました。
その後、モックアップ(試作品)を作り、設計者の先生、建て主様に確認いただきました。矢板の厚みは30㎜で、幅がバラバラの材料を普通型枠に1枚ずつ積み上げるように貼っていきました。
大変だったのはむしろ解体するときですね。結構重くて手間がかかりました。

(現場担当 瀧澤)

②鉄骨工事
TREESの鉄骨階段の特徴は、厚さ12mmのStの踏面と手摺が逆T字型に点着けされているように見える軽快さです。Stの厚さや溶接方法を確認するために、伊藤氏自らが工房に出向き、職人と直接打ち合わせを実施しました。 検討段階では伊藤事務所にて1/10スケールの模型を何度も作り変え、意匠性やバランスなどのデザインを確認しました。
制作したのは、鉄骨工事一式を請け負う「丸鐵工房」さん。意匠系金物制作は豊口陽さんが担当しています。
2003年、弊社施工の久我山の賃貸併用住宅「Villa Porta Bella」では建て主様から「自由に作って」と依頼され、門扉や手すり、表札、照明などを全て葡萄をモチーフに作り上げた豊口さん。今は設計の先生のデザインで作ることがほとんどです。「自分のデザインで作る機会もたまにはほしいですね」と話されていました。

株式会社 丸鐵工房( marutetsu kobo)
本  社:〒185-0012 東京都国分寺市
鉄骨工場:〒355-0076 埼玉県東松山市
金物工場:〒208-0023 東京都武蔵村山市

弊社施工:kaede、祐天寺ハウス、神宮前の家2017、カヌースラロームセンターろ過施設、TWビルディングなど多数。