192-4 平成28年度安全大会記念講演 松井忠三 株式会社良品計画名誉顧問

2016年3月15日 at 3:34 PM

『無印良品は仕組みが9割』

株式会社松井オフィス代表取締役 株式会社良品計画名誉顧問 松井忠三氏

 今年度の安全大会には、「無印良品」に奇跡のV字回復をもたらした、株式会社良品計画 名誉顧問の松井忠三氏をお迎えしました。大会に参加いただいた協力業者の皆様にも、有意義な時間をご提供できたのではないでしょうか。
 1980年、西友のプライベートブランドとして誕生した「無印良品」は、1989年「良品計画」として独立し、海外出店も果たして1999年には売上高1000億円を突破しました。
現在のプロフィールは下記の通りです。資本金:6,766百万円
従業員数:国内 6571名、海外5,466名
連結売上高:2,600億円 経常利益:266億円
店舗:国内401店舗、海外301店舗 計702店舗

ブランドのコンセプトは「飾りを削って本質機能だけで勝負する」です。この力強い哲学で、当初10年間は堅調な伸びを見せていたのですが、拡大路線や競合企業の登場などで1999年をピークに利益は下降線をたどり、2001年には38億円の赤字に転落という危機を迎えました。
このとき社長交代で陣頭に立ったのが、松井氏でした。戦略の建て直しを図るにはまずトップが陣頭指揮を取らなければ、と大きく2つの方向転換を実施されました。一つは、本部の業務をマニュアル化した業務基準書。もう一つは、店舗で使う「MUJIGRAM」というマニュアルで、日々の事務作業、企画開発、売り場のディスプレイなど、それまで店長の采配が大きかった部分も検証し、誰が手掛けても合格するレベルになるよう、徹底的に骨組みを作り上げて進化させたとのことです。そして2007年 には、過去最高売上高(当時)となる1620億円を達成されました。
詳細は、松井氏の著書『無印良品は、仕組みが9割』をぜひお読みください。講演では、仕事の可視化の重要性を改めて認識させられました。

松井 忠三
1949静岡県生まれ
1973年東京教育大学(現・筑波大学)体育学部卒業後、西友ストアー(現・西友)入社
1992年良品計画へ
2001年-2015年 良品計画社長、会長歴任

現在、株式会社良品計画 名誉顧問、株式会社松井オフィス 代表取締役社長を務め、各方面の経営者に向けて組織の仕組みづくりへの提案を行っている。