260-2 ペリカンムーンカフェ 一之江店

用途: 竣工年月: 場所: 設計:

日常に訪れた新たな旅

「日常から離れて、この場所で日頃感じることのできない贅沢でゆったりした時間を過ごしてもらいたい」という想いで、南ヨーロッパ調の格調ある「リゾートホテル」をイメージし、店内一つ一つにその「贅沢な時間」を演出する工夫を凝らした。

座席は、「旅行」をしている気分になってもらえるように、エリアごとにテーマを設け、まるで現地にいるような感覚を味わえるようにインテリアや装飾など細部までこだわっている。店内奥は「南フランス︓カンヌ」をイメージし、壁面のヨットハーバーの写真も現地の風景を採用。窓際は港町のヨットハーバーを、店内側はそのリゾート地を模しているため、椅子のテイストも変えている。入口左手は「ボタニカルガーデン」をイメージし、大きな窓から暖かくやわらかい光が入り、観葉植物の緑豊かでくつろげる空間を演出。入口右手は、「デンマーク」をイメージし、壁面にはランドビジネスの依頼で復刻したデンマークの陶磁器メーカー「ROYALCOPENHAGEN︓ロイヤルコペンハーゲン」のブルーフィッシュを飾り、デンマーク製アンティークの椅子を採用した。

食器は「ROYAL COPENHAGEN︓ロイヤルコペンハーゲン」・「WEDGWOOD︓ウェッジウッド」などを中心に、カトラリーから全て一流のモノを揃えた。

提供する食事にもこだわっていて、朝・昼・夜でメニューが異なり、アルコールも楽しめるよう、ビール3種、ワインも常に30 種類ほど揃えている。また、今後海外に店舗を設けた際は、その国々の食文化に合うようメニューのテイストを少し変え、食材は現地のモノを使用した食事の提供を予定している。

もともと南フランスエリアの窓際部はテラス席の計画だったが、工事を進めていくうちに店内の広さとのバランスを考慮し室内部を広げる形にした。また、大きな柱があり空間を圧迫していたが、同サイズの鏡を四面に貼ることで、視覚効果でより奥行きが生まれ、空間が広く見えるように工夫した。

当初、店内座席数を約200 席にしていたが140 席程度まで減らし、さらに空間に余裕を持たせ圧迫感を減らすとともに、人々の行き交いがスムーズになるよう配慮した。

「ペリカンムーンカフェ」は世界の国々で店内に足を踏み入れた瞬間から「贅沢な時間」が始まる新しいスタイルのカフェになるだろう。

(株式会社ランドビジネス 代表取締役会長/亀井正通氏 談)

 

【ペリカンムーンカフェ 一之江店】
住所︓東京都江戸川区一之江7-37-22
都営新宿線「一之江駅」 A0/A1
出口より徒歩1分
営業時間︓8︓00 ~22︓00(L,O 21︓30)
定休日︓無し
WEB︓https://pelicanmooncaffe.com/
企画・設計・監理︓㈱ランドビジネス
施工担当︓村山・田所・富安
竣工︓2021 年10 月
撮影︓㈱ランドビジネス(アック東京)

2021年11月11日 at 8:53 AM