265-2 WHARF神田三崎町

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

付加価値を持たせたスタイリッシュなテナントビル

狭小地である上、建物裏面に首都高速道路5号線が通っていたり、建物間口が非常に狭いなど、難儀な点が多いなかでの計画であったが、デメリットをプラスにとらえ、付加価値をつけた他と差別化が図れる建物になるよう随所に工夫を凝らした。

裏面にある首都高速道路5 号線を眺望できるよう上層階南面に大きな窓を設けた。夜には都心の街並みと高速道路のライトが夜景として楽しむことができる。また断熱・結露対策として複層ガラスを採用。室内の温熱環境にも配慮した。首都高速道路下は川が流れており、下層階南面にも窓を設置することで開放感を演出。街路樹の桜の木を眺めながら、四季折々の景色を楽しむことができる。また、給排気口を高速道路を避けた隣地側に計画することで、騒音や排気ガス等侵入の軽減を図っている。

1・2階は重飲食店舗を想定し、2階は外階段からアクセスできるようになっている。また広いテラスを設け、飲食店として使用時の付加価値向上を図った。3階から9階は事務所使用を想定し、各フロアで異なる平面形状とし、ニーズに合わせて選んでいただけるよう工夫している。

各フロア大きな窓とそれに繋がる広めなバルコニーを設置することで開放感を演出し、室内の高い天井高との相乗効果で空間の圧迫感を解消。狭小地であるデメリットをカバーした。

デメリットで生まれてしまうところにも価値を。それこそがその土地の個性であり魅力でもあることから、それらを付加価値としてこれからの建物づくりに活かし、人々に感動を与え続けていきたい。

(株式会社サンウッド/後藤信氏 談)

 

所在地︓東京都千代田区神田三崎町3-10-22
構造︓S 造
規模︓地上9階
用途︓店舗、事務所
事業主︓㈱サンウッド
設計・監理︓㈱SALHAUS
施工担当︓鯨津・大山・矢田
竣工︓2022 年1 月
撮影︓矢野紀行

2022年4月12日 at 6:35 PM