31-3 トモエMIアカデミー

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

そろばんと言えば、「トモエソロバン」。創業は1921年。業界で初めてそろばんの全国統一価格を実現し、それまでの前近代的そろばん製造業からの脱皮を図り、生産から販売までの一貫した体制を作り上げました。OA化が進む現代、計算の手段そのものは電卓やパソコンにとって代わられたとも言えますが、子供の計算力は逆に落ちているのが現状です。

「ナンバーセンスを磨いたり、位取りの概念を身に付けるのにそろばんは最適です」という藤本トモ
エ社長は、英語でのそろばん授業や全身を使っての新しいカタチでのそろばん授業など、さまざまな
アプローチで一人一人の個性に合わせたそろばん教育をこの新社屋で展開されています。

以前からそろばんの海外普及にも力を入れており、1996年いち早く英語と日本語の2本立てのホームページを立ち上げ、海外への通販にも対応されています。「Soroban Evangelist(そろばん伝道者)」の肩書きを持つ藤本社長は、国内始め、海外にもそろばんの応援者を集めるべく、駆け回っていらっしゃいます。各界のそろばん賛同者のメッセージが書き込まれたホームページの「そろばん応援席」は必見です。是非ご覧ください。

http://www.soroban.com

所在地:新宿区
構造:S+RC造
規模:地上3階
用途:事務所・店舗
設計・管理:高山勝樹/開地総合企画
竣工:2002年9月

 

SC32号 「パーティションとしてのPS」より

今回は、9月末、お引渡しをした「トモエそろばん」新社屋の内部をご紹介します。
1階がオフィス、2,3階が教室、さらに3階の奥には資料室が配置されています。この資料室には、そろばんの素材や形状の変遷を示すもの、歴代のソロバン教育玩具などもあり、貴重な歴史資料が多く保管されています。
さて、この建物全体の温熱環境には、人の健康にやさしい輻射冷暖房システムのピーエスが採用されました。3階の子供用教室には、明るい赤のHRヒータを、そしてその子供用トイレには、かわいい壁紙に合わせた色のヒータが設置されています。
2階大教室には、前後4ヶ所に白のHRヒータを設置し、後部中央にオレンジ色のヒーター1台置いて、準備コーナーとの仕切りにしています。1階のオフィスには、応接コーナーや作業スペースに応じて、黄色のHRヒータを数台、他のパーテーションと併用しています。ドアや階段の手すりと同色で、親しみやすい雰囲気を作り出しています。
ピーエスの本格的な稼動は、寒くなるこれからー。その効果が期待されています。(編集部まとめ)

 

2002年9月13日 at 1:34 PM