170-3 五本木の家

用途:

奥行のある敷地を活かした、機能的な住宅

間口7.5mの東西に長い敷地に、オーナー夫妻が希望したことは、とにかく明るい家。東南にはアパートの入口が並び、南は屋上付き隣家。迷わず、コの字型のプランを選択した。高度制限の厳しい地区の中、土地を提供して下さったお父上のためにと希望されたエレベーターと屋上への内階段は、やむなく南側に設置。そのため日照をより多く取り込むべく、開口を45度に振った。そのことにより、2階居間は隣家を意識することなく落ち着ける空間に、1階駐車場を兼ねたアプローチの先の玄関は、内庭と一体化した明るい家の顔となった。
多忙を極める夫妻は、多くの趣味を徹底して楽しむお二人でもある。それ故の多くの道具類、蔵書等を、ストレスなく収納することも重要な要素。適物適所の収納の確保に留意しつつ、2階はLDK、寝室、内庭を臨む浴室の日常生活空間。1階は、書庫を兼ねた書斎と客室とした。地下は、閑静な住宅街にあって気兼ねなく音楽を楽しみたいご夫婦の、こだわりの小さなバーカウンター付き音楽室となった。
忙しい日常を心地よくも合理的に過ごせ、休日は思う存分、各々の趣味ライフを楽しめる基地、また、癒しの空間となる事を期待している。

  (後藤静子)

所在地:目黒区
構造:RC造
規模:地下1階 地上2階
用途:専用住宅
設計・デザイン:後藤静子
設計・監理:中村喜代司/AST建築計画研究所
施工担当:瀧澤
竣工:2014年4月
撮影:アック東京

 

2014年5月9日 at 11:45 AM