134-2 Kintaflat

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

撮影:アック東京

「自然素材を重視した、オーナーこだわりの共同住宅」

オーナーの K 様は新潟でホテルを経営されており、建築に対する造詣も深く、特に素材に対する感覚は、ご親戚の建築家・伊丹潤氏に強く影響を受けられたことだろう。一般的な共同住宅よりも居心地の良い落ち着いた空間を求められた。
敷地は容積率が高く、レベル差があることにより、南東の前面道路に面した部分を地下 1 階とし有効活用を図った。地下 1 階はエントランス、駐車場を配置し、1,2 階を共同住宅フロア、3,4階をオーナーの住宅としている。プランも道路側に大きく開口部を設け、建物は採光に配慮して敷地に対して少し角度をつけている。
外壁は、杉板型枠のコンクリート打ち放しにレンガを加えている。日影の関係で全てを RC 造とすることが不可能となり、最上階は鉄骨造としたが、それが逆にフォルムとして面白くなった。最上階はガルバリウム鋼板を貼り、テラスにはデッキを設け、高麗芝で緑化も施した。
内部の素材には天然木や石など自然素材を多用。また、腰壁や棚、ヘッドボード、机などにはケヤキの原木を使っているが、スライスするより、そのまま使って迫力を出すなど、素材そのものを活かすように心がけている。
辰には、コンクリート打ち放しが得意な業者という信頼があり、杉板型枠の内外壁など神経を使ってもらってよくやってもらったと思う。

(小松清路氏 談)

 

設計者への依頼は今回で 4 件目で、26 年の付き合いの中で培われた感覚で作り上げた。土地は、見たその日に購入を即決した。最近は南向きにこだわらない風潮もあるようだが、自分は「夏涼しく、冬暖かい」非常に大事なポイントだと考えている。外壁は、コンクリート打ち放しに、神宮前の「サザビー」のビルにヒントを得て、特注レンガを施して軟らかさを出してもらった。内部も、壁にクロスは避けて、自然素材をそのまま活かしたものとした。照明はルイス・ポールセンの器具を中心に構成、全て LED ライトを採用して、省エネに配慮している。他にはないホテルような居心地のいい空間ができたと満足している。

        (建て主K 様 談)

所在地:渋谷区
構造:RC 造 一部 S 造
規模:地下 1 階、地上 4 階
用途:共同住宅
設計・監理:ASKA 小松清路建築研究所
構造設計:STR デザイン
施工担当:村田
撮影:アック東京

2013年3月28日 at 2:00 PM