160-2 MARKS&WEB 本社ビル

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

撮影:Shinsaku Kato

樹木と一体になった建物でブランドの世界観を表現

■樹木を育てる、建物を育てる
全国展開しているデイリープロダクトのブランドの本社ビルである。本社としての機能を満たしつつ敷地内に積極的に樹木を計画している。建物を引立てるために緑を植えるのではなく樹木を引立てるために建物の形状や素材を選定した。建物の完成から月日を重ねて、樹木が青々と茂り緑と建物が一体となって地域に溶け込む様子がブランドの表情になることを目指している。

■全ての部屋から庭の緑を感じる
建物をS字型に配置して南と北に庭を設けることで、全ての部屋から庭の緑や風を感じるように計画している。社員全員が同じ緑を日々眺めることで、季節の変化や樹木の 成長する様子を一緒に楽しめるようにということである。
外壁には庭の樹木を引立てる仕上げを検討した結果、本実型枠を使用した。杉板の木目と均一に並んでいる窓が背景となって緑を引立てる。いかにも「本社ビル」という感じではなく、建物が樹木の引き立て役となって存在し、緑と建物が一体となって周辺環境に馴染んでいる様子が「マークスアンドウェブ」の本社ビルらしいと思う。  逆に、室内の壁は化粧型枠のコンクリート仕上げにしている。きっちりと目地割りをしたコンクリートが、柔らかい樹木の姿を、より引き立てている。
南側の庭はショップや会社のアプローチ通路であるとともに、地域に開かれた庭として計画している。

(大橋渉氏 談)

所在地:目黒区
構造:RC造
規模:地上3階、地下1階
用途:事務所
設計・監理:大橋渉建築設計事務所
構造設計:小西泰孝建築構造設計
施工担当:佐々木、八幡
竣工:2012年11月
撮影:Shinsaku Kato

 

2013年7月15日 at 2:00 PM