71-1 駒沢パークサイドテラス

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

駒沢公園通りの新しいシンボル

関東財務局が土地を売り出したのが2年前。入札当時、今よりも価格は安かったが、かなり高めの金額で手に入れたのは、それだけのポテンシャルを持った地域だということを認識していたからである。この通りは、店舗、銀行など、周辺の住宅街に対して利便性が高いものがまだ少なかった。通り側を商業系、その内側を建売としたところ、建設開始とともに、すぐテナントの引き合いがきた。他の業者は住宅地の相場観だけで判断していたが、他より早く商業系への方向転換を進めていた。
2棟を対にしたのは、「LIVCOM(リブコム)」という社名にこめられた、二つの理念を象徴している。一つは「LIFE and Communication」―「人生を豊かにしてくれる、人や地域のコミュニケーションが活性化する場を提供したい」という思い。そしてもう一つは「LIVING and Community」―「皆がいきいきと活動できる場を創造して、地域社会に貢献していきたい」という思い。
優れた意匠はもちろんだが、夜もまた違った表情を見せたいと、照明は六本木ヒルズを手がけたことでも有名な「㈱LPA(ライティング プランナーズ アソシエーツ:代表面出薫)」にお願いした。

テナントは、A棟には1階に銀行がまず入ってくれた。駅までなかったATMが入り、なおかつ資産運用相談センターも併設しているので、近隣の富裕層には喜ばれると思う。さらに2階は整形外科、3階は歯医者、地下は会員制のゴルフクラブショップが入る。ゴルフショップはインストラクター江連忠とゴルフメーカー・ゲージデザインがタイアップするもので、上級プレイヤーにも十分アピールするショップになるだろう。
B棟には、地下が岩盤浴のあるエステティック、1階がドッグ系カフェ、2階がチーズケーキファクトリー、3階は犬のための写真スタジオ。屋上をドッグランスペースとする案も進行中だ。
A棟は男性向けでありどちらかといえば硬い店舗、B棟は女性向けのソフトなテナントになっていて、夫婦そろっての集客も望めると思う。
この建物が実現して、後に続くリブコムの物件がより地域に貢献したものと認知されることを願っている。

 (リブコム/加藤隆昌専務取締役 談)

所在地:世田谷区
構造:鉄骨造
規模:地下1階、地上3階
用途:店舗
設計:セリエ計画研究所
監修・企画:リブコム
竣工:2005年11月
施工担当:讃井・小橋
撮影:リブコム

2013年1月24日 at 5:16 AM