167-2 ユニーブル渋谷神南

用途: 竣工年月: 場所: 設計: 構造: 規模:

代々木公園の森を引き込む、渋谷の分譲マンション

敷地は、渋谷駅と代々木公園の中間に位置する宇田川町という好立地である。渋谷駅周辺の賑わいと、代々木公園の豊かな緑の静穏を取り込み、単なる分譲マンションではなく、双方の利点を活かしつつ、デザインホテルのような大人の空間を目指すこととした。
まず、建物へは正面から直線的に入るのではなく、左側に設けられた特注れんがタイルのエントランスを通り、サイドから右側の小さな森のアプローチへと導かれる。アプローチを形作る鋼製のルーバーに沿って、大きな玄昌石のラウンジ、さらに奥には神殿を思わせるような、構造の柱が2層吹き抜けの空間をダイナミックに演出する。
植栽は、ヤマモミジ、カツラ、ユキヤナギなど、代々木公園の木々を意識した、高低さまざまな樹種を選定。照明、アートワーク、ランドスケープのコラボレーションが、昼と夜、四季それぞれの森の景色を演出するスペースとなっている。
建物内部に入るとカーペット敷きの共用廊下、そしてクランクインして入る各住戸では広めのエントランスホールが幾重ものプランニングで実現。充実した住宅設備で快適な暮らしをサポートする一方、通常のマンションではキッチンのレンジフードなどダクトを通さなければならない部分で下がり壁ができるケースが多いが、今回はリビングを避けて、裏側の天井に通している。大型バスルームの採用、モザイクタイルの洗面室、ベッセル型(ボウル型)手洗い器を備えたトイレなど、サニタリースペースの細部にまでこだわっている。居住者の方々には、景色を楽しみながら、ゆっくりとご自身を開放するひとときを過ごしていただきたいと思う。

(コプラス 設計部チーフ 大豆生田亘氏、担当 高宮大輔氏 談)

 

 

 

所在地:渋谷区宇田川町7-17
構造:RC造
規模:地上10階
用途:共同住宅(34戸)
企画:ユニホー設計・監理:コプラス
照明デザイン:sola associates
ランドスケープ:YARD
施工担当:佐々木、八幡、鎌田
竣工:2013年12月
撮影:渡辺慎一

2014年2月15日 at 2:00 PM