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262-1 年頭のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。

皆様方におかれましては、健やかに新たな年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。

弊社はおかげさまで昨年10月、創業23年を迎えました。
私自身3年前の代表就任以来、目まぐるしい時勢の中必死に食らいついてまいりましたが、昨年は未曾有の災禍の影響も少なからずあり、過酷な厳しい1年となりました。しかしながら、こうして無事に新年を迎えられたことは、社員の頑張りはもとより、弊社を支えてくださる皆様方のご理解とご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。

今年も変わらぬコロナ禍ではありますが、弊社の進むべき道は変わりません。「こだわり建築」の施工専門店として、社員一同、情熱をもって愚直に建物づくりに取り組むとともに、施工のやりがい・魅力を発信し続けてまいりますので、今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

最後に、2000年4月の第1号以来、取材・編集を一人で担い、名実ともに本紙「SHIN CLUB」を支えてくれた弊社広報担当者が本人の意向もあり、前号をもって業務退任いたしました。創業以来欠かすことなく発行してこられたことは、皆様方のご支援のもと編集者の情熱の賜物であると確信しており、改めてここに感謝の意を表します。
本号より新社内組織「広報チーム」にて編集しております。不慣れな点も多くお見苦しいところもあるかと思いますが、どうかご寛恕くださいますようお願い申し上げます。

 

2022 年元旦   株式会社辰 代表取締役   岩本 健寿

262-2 市ヶ谷迎賓館大規模改修

長く暮らしていく「空間」だからこそ、オンリーワンを

もともと建物3 階部3LDK に住んでいたが、子どもが海外留学から帰国したこともあり、家族4人で住むには手狭さを感じ始め、改修工事を考えるようになった。

当初は建物3階部をワンフロアとして計画していたが、紆余曲折ありスラブに開口を作り、上下階を階段で繋げる計画に落ち着いた。

住設備にはこだわっていて、特にキッチン・浴室・家事室は使い勝手の良さと高級感が出るように意識した。
キッチンはCUCINA(クチーナ)を採用し、面材は木目を浮き上がらせるような仕上げを施した「浮造り︓うづくり」のものを使用。天板は「デクトン」のタイルにし、ガス台・コンロ・グリル・IH は「ガゲナウ」を採用することで、組み合わせの自由度が高くなり、また使い勝手も良くなるようにした。また、コンロ脇に「ポットフィラー」を設置することで使いやすさと料理のバリエーションも増え、キッチンに立つことが楽しみでならない。

浴室はフルオーダーユニットを採用。パネルの目地で石の模様が切れないようになり、区画形状上デッドスペースになる場所も上手く活かすことができた。

我が家は犬を2匹飼っているので、家事室にトリミングスペースを設けた。それを2階玄関付近に設けることで、散歩から帰ったあとスムーズにシャンプーすることが可能。また洗濯機などの設備も同室にあることで、その場で洗濯などもおこなえる。家事をおこなう人にとっては非常に助かるポイントでもある。

長く暮らす「空間」だからこそ、新しく生まれ変わった「市ヶ谷迎賓館」はオンリーワンでありたい。使い勝手の良さと、更には景観美を兼ね備えた空間は、これからの家族の時間をより良いモノにしてくれるだろう。

(施主/ A 様 談)

構造︓RC 造
用途︓専用住宅
設計︓清水芳/アトリエ プラスワン
施工担当︓五十嵐・幾原・宮島
竣工︓2020 年12 月
撮影︓アック東京

262-3 施工現場報告

市ヶ谷迎賓館大規模改修工事 ーフルリノベーション工事記録ー

前ページでご紹介いたしました「市ヶ谷迎賓館大規模改修工事」2020 年春ごろ、施主のA 様より改修工事のご相談をいただきました。
新宿区に位置するその建物は竣工からおよそ30 年ほど経った、RC造ラーメン構造の地下1階地上3階の共同住宅です。
もともと建物上層階にお住まいのA 様ご家族でしたが、「より快適な生活空間にできればいいな」と思い、今回の改修工事をご検討されたそうです。

今回の計画で大きな難関作業だったのは、上階と下階をつなぐ「階段新設工事」です。
「RC 造の建物ですから、設計も入れて重量計算・耐震強度計算などの検査もしっかりおこなった上でスラブを開口し、階段を設置しました。壁は上階・下階とも同じ位置に浴室があったことから、その区画を利用しています」と現場所長を勤めた開発営業部リーダー五十嵐。

また普段家事をおこなう奥様がより快適に、そして使いやすくなるように住設備にはさまざまな配慮・工夫をおこなっています。その中の一つである浴室は、当初ハーフユニットを計画していましたが、施工の自由度も高いフルオーダーユニットを採用しました。
「通常のユニットだとパネルの目地で柄がぶつ切りになってしまい、模様が繋がらないんです。フルオーダーにすることで床の素材を直接浴室に使うことができますし、洗い場と脱衣所の床を同じ仕上げにすることもできるんです。もちろん柄を揃えることもできます」と五十嵐。

こだわりの詰まった新しい生活空間で、よりご家族の時間を快適に過ごしていただきたいですね。

262-4 「2021 年 社内イノベーション大会」が開催されました 2021 年12 月4 日(土)

毎年恒例の社内「イノベーション大会」が今年も開催されました。
「全社員の創意工夫で、より良い会社を目指そう」をコンセプトに、チーム分けされた社員がプレゼンテーションをおこなう社内イベントです。

今年のテーマは「絆と遊び心」
コロナの影響で飲み会や打合せなど対面での会話が減り、人と人とのつながりが希薄になってきている日々の中で「社員同士のつながり=絆」を深めつつ、遊び心をもって楽しんでほしいというものです。「絆」にちなんで、今回のチーム分けは誕生日が近い社員で編成されました。

各チームの持ち時間は5分間。次の4項目について審査員が10 満点で採点します。
①実現性・具体性・リアリティ
➁独創性・オリジナリティ・画期的
③チームワーク・プレゼンテーション
④情熱・向上心・革新的

また各チーム1票を持ち票とし、自分のチーム以外へ投票します。1番票を集めたチームへ20 点、2番目のチームへは10 点が加点されます。

審査の結果、次のような結果となりました。

■1位︓「シンツボⅠ」 *賞金¥100,000-
P チーム(井田・竹原・笹原・若井) 合計得点 187 点

■2位︓「ゴミ収集システム」 *賞金¥60,000-
B チーム(堤・上田・小坂・朴) 合計得点 161 点

◎審査員特別賞も同時受賞 *賞金¥30,000-

■3位︓「さぁ、絆(WA) になって祝おう」 *賞金¥30,000
I チーム(郷・鍋島・本間・池上) 合計得点 147 点

 

 

■1位︓「シンツボⅠ」 P チーム

建築現場で使用される「墨ツボ」使用時に手が墨で汚れたり、一人での墨出し作業が難しいなどの難点を解決する、時代に合わせた「辰ブランド」の新商品の提案です。商品化にあ
たり、動画にて試作品のお披露目をおこないました。建築現場で使用される日が待ち遠しいですね。

 

■2位︓「ゴミ収集システム」 B チーム

現場管理をするなかで、ゴミ(産業廃棄物)によってスペースを有効活用ができない・分別したいが現場が狭くてできない・見栄えが悪いなど悩まされることが多々あります。そのような現実問題を解決する「ゴミ収集システム」の提案です。辰オリジナルの収集車を導入し、収集することでコスト削減・地球環境問題への意識も変わります。

 

■3位︓「さぁ、絆(WA) になって祝おう」 I チーム

従業員数60 名の弊社。全社員を把握できる規模であることから「家族のような」「アットホームな」「(社員同士)絆のある」会社になれるような提案です。

 

惜しくも入賞を逃したチームもみな個性的で、会社をより良くしようという意欲に満ちあふれていました。入賞チームの案が実現されるのが楽しみです。

 


退任のご挨拶
前編集人  松村典子

読者の皆様におかれましては、毎月小紙をご覧いただきありがとうございます。
先月号の編集後記でもお知らせしましたがこのたび「SHINCLUB」の編集から完全に退くことになりました。2000 年4 月に第1号を発行して以来、お客様、建築家の先生方、協力会社の皆様ほか、多くの方々にご協力いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
当初はA3 片面刷りの簡単なものでしたが、お預かりした仕事を一つ一つ丁寧にご紹介することで、建築の文化に少しでも寄与することができればと、これまで積み重ねてまいりました。
WEB 環境、技術も日々進歩していく中、この度新たな情報発信を若いチームに託すこととなりました。
ここまで来られましたこと、万感の思いでおります。

今後とも、株式会社辰をよろしくお引き立ての程お願い申し上げます。